ドキュメンタリー『定年前起業への道-57歳からの挑戦!』の第160回は、「独立起業前1週間に思うこと」を書いてみます。
会社勤め、いわゆるサラリーマン生活を23歳から始めて33年7ヶ月間続けてきましたが、いよいよあと1週間で、ずっと夢にまで見ていた「独立起業」、いわゆるフリーランスとして、「人生二毛作目」に入ります。
これまで何年もの間、会社勤めを辞めて、フリーの立場で仕事をしてみたい、と考えてきましたが、「安定収入」という壁に阻まれて、飛び出す勇気がありませんでした。
≪ 教育費の「責任」から解放されての「決断」!≫
もしかしたら、独身で扶養する家族もいなければ、あるいはもう少し早くフリーになっていたかも知れない、と思う気持ちはあります。やっぱり、サラリーマンを捨てきれなかったのは、「子どもの教育費」という、自分と家内にとっては、あまりにも大切で重たい「責任」があったからです。
私たちは二人の子どもを育ててきましたが、長男は昨年、社会人となり、間もなく独立して家を出ていきます。長女は今年、ようやく大学生になりました。
ふたりとも中学受験を経験して中高一貫校で学び、その時の「教育費」は、進学塾への通学も含めて大変でしたが、現役で国立大学に進学してくれたので、もちろん本人たちが選んだ道で努力の結果ですが、親としては「願い」が叶った形で幸運でした。
一番の幸運は、これは「狙い」通りでしたが、とくに「英語力」を付けて、それを武器に大学入試センター試験や国立大学の二次試験を突破してくれたことです。
現代のフラット化したグローバル社会では、ビジネス界で生き抜くために、「英語力」はどうしても欠かせないスキルです。私のように44歳から本格的に磨いたのでは、可能性が狭まります。
≪ 本格的な起業準備は1年半前から ≫
起業については、ずっと考えていて、目指していたので、6年前から Twitter でつぶやき始めたり、2年前からブログを毎日、書いたりしていました。
それだけでは正直、起業へのイメージが湧きませんでしたが、1年半前の2014年4月に、「天職塾」を主宰する三宅哲之さんと出会ったことが、大きな転機になりました。
きっかけは、三宅さんの著書『絶対成功 「好きなこと」で起業できる』(明日香出版社)を読んだことです。書店で興味を持って買っていたのですが、しばらく「積んだまま」読んでいませんでした。
この本は、三宅さんが主宰する「天職塾」のコンセプトやビジネスモデルを解説する形になっていて、起業を目指す読者なら、欲しい情報が満載です。
読んだのが4月で、すぐにWEBサイトを確認し、池袋まで会いに行きました。「モヤモヤ相談」という、起業したいけど何をしたらいいか分からずモヤモヤしている人向けの相談です。
普通は、自分の思いを話してアドバイスを受けるのかも知れませんが、私の場合は60分・4000円という、限られた相談時間がもったいないので、どういうサービスを提供してくれるのか、という商品説明ばかり求めていました。
今思うと、受講する気満々で、見込み客からお金をもらって、さらに求められて商品PRを堂々とできるのだから、こんなにいいお客さんはいないでしょうね。
ということで、その場でほぼ入会を決め、5月の定例会へ参加を約束、6ヶ月間のスクール受講を仮予約ということで、60分間の相談を終えました。何といい「お客さま」なのでしょうか(笑)
この続きは、明日のドキュメンタリー・ブログで披露します。どのようにして「起業」を決断して、準備を進めていったのでしょうか。お楽しみに!
2015年11月1日の「定年前起業」まで、あと7日です。皆さまの温かい励ましと応援をどうかよろしくお願いいたします。