「人生はゲームだ。」― 本書はこのユニークな発想からスタートします。仕事を単なる義務や作業としてではなく、攻略すべきゲームとして捉え直すことで、成果も成長も楽しさも手に入れようという、実践的な仕事術の一冊です。

本日紹介するのは、1977年生まれ。関西学院大学総合政策学部卒業後、商社系SI企業、アクセンチュア戦略グループ、日本IBMを経て、2012年に株式会社ギックスを共同創業。2022年には東証グロース市場に上場を果たした株式会社ギックス上級執行役員田中耕比古さんが書いた、こちらの書籍です。

田中耕比古『仕事を面白くするギミック50』(明日香出版社)

 

本書は、仕事をゲームのように捉え、日常業務に「ギミック(仕掛け)」を取り入れることで、成果・成長・評価を高めながら、仕事そのものを楽しめるようにする実践書です。

この本の冒頭で著者は、「人生はロールプレイングゲーム(RPG)のようなものだ」と語ります。目標を設定し、必要なスキルを身につけ、仲間を増やし、次々に現れるミッションをクリアしていく。そう考えれば、仕事は苦役ではなく、攻略すべき面白いゲームになるというのです。

本書は以下の6部構成から成っています。

1.仕事の ”意味” を書き換える

2.仕事を ”高速化” する

3.人を巻き込む

4.成長を加速させる

5.基礎ステータスを上げる

6.評価を上げる

 

本書の前半では、仕事の捉え方を変えるための考え方が紹介されています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 仕事の意味づけを変えるだけでモチベーションは大きく変わる

◆ 日々の業務を「ミッション」として捉える

◆ 作業ではなくゲーム攻略と考える

◆ 失敗はゲームにおける経験値獲得の機会である

◆ 小さな工夫が仕事へのワクワク感を生み出す

 

この本の中盤では、仕事の効率化や周囲との協力を促進するためのギミックが解説されています。主なポイントは次の通り。

◆ 条件分岐を活用してメールの往復回数を減らす

◆ 報告ではなく相談を増やして仲間を作る

◆ 相手を巻き込むことで仕事の推進力を高める

◆ ゲームのパーティーのようにチーム力を活用する

◆ 仕組み化によって生産性を向上させる

 

本書の後半では、成長と評価を高めるための具体策が紹介されています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 英語やITなどを新たな「補助魔法」として習得する

◆ 継続的な学習でレベルアップを図る

◆ 健康や体力という基礎ステータスを高める

◆ 周囲から見える成果を意識して発信する

◆ 楽しみながら成長する人が最終的に強くなる

 

本書を読んでとくに印象に残ったのは、「仕事にギミックを仕込む」という発想です。

多くの人は、仕事を効率化するためにツールや制度を探します。しかし著者は、それ以前に「面白くする工夫」が必要だと説きます。ゲームが面白いのは、そこにルールや仕掛けがあり、挑戦と成長が感じられるからです。

これはまさに、私自身が日々続けているブログ執筆や読書活動にも通じる考え方だと感じました。毎日読書を続けることも、ブログを書き続けることも、単なる作業ではなく、自分なりのゲームとして設計することで継続できています。

また、本書は若手ビジネスパーソンだけでなく、定年後に新しい挑戦を始める人にも参考になります。人生後半においても、学びや仕事、副業や地域活動を「ゲーム」として楽しめれば、日々はより充実したものになるでしょう。

仕事がつまらないと感じている方、モチベーションが続かない方、成果と楽しさを両立したい方におすすめしたい一冊です。

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では、今日もハッピーな1日を!【4135日目】