「自分や大切な家族が危険な目に遭ったと際、立ち向かう勇気を奮い起こせるのだろうか?」「自分や家族を何としても護るという気概を持てるのだろうか?」「凶悪事件が頻発している昨今、心配が募るばかりです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、中学時代にいじめを克服するために武道を始め、自衛隊に入隊、除隊後、空手の修行を経て、大東流合気柔術に入門、現在は大東流合気柔術師範、国際護身武道連盟代表理事、剣護身術代表、防犯護身コンサルタントのヒーロ黒木さんが書いた、こちらの書籍です。
ヒーロ黒木『ラクにのがれる護身術 非力な人でも気弱な人でもとっさに使える自己防衛36』(青春出版社)
この本は、危機的状況から生還できる考え方を3つ、身を護る力を高める呼吸法を2つ、そして、実際に身の危険を感じる状況に遭遇したときに使える、さまざまな自己防衛のしかたを解説した書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.99%の人が「強さ」を勘違いしている
2.弱さを受け入れる者こそ強くなれる
3.「困難に立ち向かう強さ」を手に入れる
4.ムダに争うな! 誰でもできる自己防衛
5.非力な人でも気弱な人でも負けない方法
6.究極の護身術とは「人生の護身術」である
この本の冒頭で著者は、本書を通じて伝えたいことは、「たとえ気が弱くても、自分に自信がなくても、困難に立ち向かう強さを手に入れることができる!」ということだと述べています。
本書の前半では、「護身術を身につける前に知っておくべき大切なこと」および「護身術を飛躍的に高める心構え」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 真の強さは「しなやかさ」と「柔軟さ」
◆ 勝ち続けられる人なんて、どこにもいない
◆「誤った強さ」から解放され、
◆「粘り強さ」が「真の強さ」に繋がる
◆ さまざまな人の考えを素直に受け入れる
◆ 困難な状況を迎えた際、諦めずにじっくり小さな努力を続ける
◆ 困難な状況の中で、成長するための学びを深めていく
◆ 居着かない、とらわれない、こだわらない
◆「負けない戦い」という考え方
この本の中盤では、「自分の身を護る2つの呼吸法」および「現代に合った平和的な護身術」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 緊急時の呼吸法で即座に戦える状態に
◆ 攻撃的な人間、夜道や危険エリア、煽り運転、住居やオフィスに侵入など
◆ 丹田を意識、目を大きく開く、3秒吐いて鼻から息を吸う
◆ 1つになる呼吸法
◆ 護身術は「想定外」を「想定内」にする
◆ 究極の構えは「青眼の構え」(自分の顔が見えないように掌をまっすぐに)
◆ パームガードは腕を適度に伸ばして
◆「まあまあ、落ち着いてください」的ガード
本書の後半では、「危険から抜け出すための護身術」および「自信をもって強く生きていく方法」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 突然の刃物攻撃は腰を引く
◆ 刃物にはバッグを有効に、傘を武器に
◆ 自宅やオフィスに催涙スプレーは必須
◆ 女性のための護身術:パームガード0
◆ 恐怖心はあなたを強くする最高の武器
◆ 主体的に生き、折れない心を持ち、負けない戦いをする
◆ 身を護る人は「護り人」として世の中を護る
◆「護り人」の考え方:愛・知・反省・発展と鞘の内
この本の締めくくりとして著者は、「護身術は、ただ身体を護るだけでなく、人生を生き抜くための力を育むものです。」と述べています。
あなたも本書を読んで、非力な人でも、気弱な人でも、とっさに使える自己防衛36の方法を学び、しなやかに自分らしく生きていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3265日目】