書評ブログ

『異端のすすめ 強みを武器にする生き方』

「組織の構成員としての生きかたよりも、ますます個人としての生き方が問われるようになっています。」と説いている本があります。

 

 

本日紹介するのは、1969年東京生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業、司法試験に合格した後、橋下綜合法律事務所を開設、「行列のできる法律相談所」にレギュラー出演し、38歳で大阪府知事、そして大阪市長に就任、大阪都構想住民投票の実施や行政組織、財政改革などを行ってきた橋下徹さんが買いいた、こちらの書籍です。

 

 

橋下徹『異端のすすめ 強みを武器にする生き方』(SB新書)

 

 

この本は、人生とは完全燃焼が重要で、日々行動あるのみ、チャレンジし続け、そして巡ってきたチャンスをつかみ取っていくことを提唱している「異端のすすめ」の書です。

 

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

 

1.突き抜けるには、リスクを摂れ-限界を突破する力

 

2.自分の商品価値を高めよ-これからの時代に求められる異端力

 

3.物怖じすればチャンスは終わる-最速で成長する力

 

4.「情報マニア」になってはいけない-その他大勢から抜け出す思考力

 

5.合理的に人と付き合え-どんな相手にも負けない駆け引き、交渉力

 

6.批判と侮辱を同一視してはいけない-他人に振り回されない対人力

 

7.心から納得できる人生を生きる-一切後悔しない行動力

 

 

 

この本の冒頭で著者は、「複数の強み」を「掛け算」することで、「自分にしかない価値」を手にすることが重要だ、と述べています。

 

 

 

そしてチャンスをつかむためには、「迷ったら大胆な方へ先進せよ」と提唱しています。チャンスを「つかむ力」をつけるには「行動」しかない、ということです。

 

 

 

続いて、「質」は「量」で磨かれると述べて、自分のウリに基づいた仕事は、圧倒的な量をこなせば、自然と質が上がっていく、と本書では説明しています。

 

 

 

つまり、ウリを明確化し、自分の商品価値が高まれば、量に追われることなく仕事を取捨選択できるようになるのです。

 

 

 

この本の中盤では、仕事の質を上げていくには、次の3点を自問自答することを薦めています・

 

 

◆ 自分は手を抜かずにやっているだろうか

 

◆ 自分は圧倒的な量をこなしているだろうか

 

◆ 自分のウリに関して、誰にも負けないというくらい、行動できているだろうか

 

 

 

本書の後半では、情報に対する考え方を記しています。著者が主張するポイントは以下の通りです。

 

 

◆ 持論をアウトプットする目的をもってインプットを行う

 

◆ 自分の中に「持論工場」を持て

 

◆ 他者とはぶつかり合うもの

 

◆ 会議は「獲得目標」を明確化せよ

 

 

 

この本の最後で著者は、自分が「納得できる人生」を送ってほしい、と提唱しています。運が巡ってくるかは神様ではなく、自分の「生き様」が決める、ということなのです。

 

 

 

あなたも本書を読んで、強みを武器にする生き方を学び、実践してみませんか。

 

 

 

2020年5月24日に、YouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』【第104回】異端のすすめ-強みを武器にする生き方とは?にて紹介しています。

 

 

 

 

 

毎日1冊、ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

 

 

 

 

では、今日もハッピーな1日を!