書評ブログ

園善博『世界一やさしい速読の授業』(ソフトバンククリエイティブ)

昨日に続いて、園善博氏の キャンセル待ち続出、「伝説の超人気講座」を最も簡単に解説した書籍を紹介したい。

 

本書の冒頭には、「本書の速読法をマスターすれば、年間500冊も夢ではない!」と記されている。多くの人が「速読」をマスターしたいのは、次のような夢や目標があるからだろう。

 

1.資格試験に合格したい!
2.仕事で成功したい!
3.豊富に知識を手に入れて、教養を高めたい!

 

本書は、「世界一やさしい速読の授業」というタイトルの通り、やさしく書かれた「速読」のためのメソッド解説本だ。読書が苦手な人は、以下のような間違った思い込みをしている。

 

1.本は全ページ読まなければいけない
2.本は読むのに時間がかかる
3.難しい本ほどタメになる
4.つまらなくても最後まで読む
5.本を読んでも、すぐに忘れてしまう

 

昨日の指摘例と重なる部分もあるが、本書の指摘の方がよく抱く誤解だというのが私の印象だ。著者は、これらの思い込みは全て間違いだ、という。

 

「本とは何か」を考えてみると、それは知識と経験を積んだ著者が、時間をかけて書いたものを、編集者やデザイナーたちが力を合わせて仕上げた「最高のコンテンツ」だ。

 

経営者や成功者には、「読書家」が多いことは、よく知られている。常に状況を判断して、決断しなければならない立場の彼らは、判断する「軸」を読書によって作り上げている。

 

指導力、発想力、分析力、問題解決力、コミュニケーション力など、経営者や成功者たちは、読書で培った知識やノウハウをもとに、自分なりに考えをめぐらし、進むべき方向を決めている。

 

「読書」は、それまでの自分の考え方や常識を見直したり、高めたりするのに必要不可欠な「習慣」だ。「読書」を通じて、「自分がいるポジション」「進むべき方向」を明確にし、「自分の生き方」という舵を切っていく。そのために本から新たな知識を手に入れるのだ。

 

本書で紹介する「速読の授業」には、次の6つのメリットがある。

 

1.読書スピードがアップ!
2.誰にでもできる!
3.素早く全体像を把握できる!
4.判断する 「軸」 ができる!
5.知識レベルに合わせた読み方ができる
6.取り込んだ知識を 「活用」 できる!

 

本書は、以下の5部構成になっている。

 

1.予測しましょう!
2.「全体読み」 をしましょう!
3.「質問読み」 をしましょう!
4.アウトプットしましょう!
5.速読に役立つドリル

 

それぞれの構成ごとに、理解度チェックが最後に付いており、また最後には「演習」のドリルがまとめて掲載されていて、分かりやすい。本書をはじめ、著者の園善博氏が提唱する「速読」メソッドは、私が実践する「多読」と考え方や手法が共通する部分が多い。

 

自分が人生の「指揮権」持って、「自分が主役の人生」を送りたい、すべての人々に、心から本書を推薦したい。