「AIが答えを出してくれる時代に、人間は何を鍛えるべきか?」― 本書は、その問いに対して明確な答えを提示します。それが「他人の立場で考える力=思考力」です。
本日紹介するのは、1943年福岡県生まれ、早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院、さらにマサチューセッツ工科大学大学院で博士号を取得、日立製作所を経てマッキンゼー・アンド・カンパニーで活躍、「ボーダレス経済学と地域国家論」を提唱した世界的経営コンサルタント、大前研一さんが書いた、こちらの書籍です。
大前研一『RTOCS 他人の立場に立つ発想術』(小学館)
本書は、「もし自分が○○だったら?」と仮定して考えることで思考力を鍛える独自メソッド「RTOCS」を通じて、AI時代に必要な構想力・発想力を磨く方法を解説した一冊です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.ますます重要となる「思考訓練」
2.「RTOCS」とは何か
3.もし私が ”話題のニュース” の当事者になったら
4.もしあなたが ”1日独裁者” になったら
5.「第4の波」時代の人事戦略
6.”暇な土曜日” に「思考力」を鍛えよ
本書の前半では、なぜ今「思考力」が重要なのかが語られます。AI時代だからこそ、人間の思考の価値が高まっていることが理解できます。主なポイントは以下の通りです。
◆ AI時代に求められるのは「構想力」と「発想力」
◆ 思考力は訓練で鍛えられる
◆ 他人の立場で考えることの重要性
◆ 「答え」ではなく「問い」を考える力
◆ 思考停止が最大のリスク
この本の中盤では、RTOCSの具体的な活用方法が紹介されます。「もし自分が当事者だったら」と考えることで、視野が大きく広がります。主なポイントは次の通り。
◆ 仮定思考で現実を多面的に捉える
◆ ニュースを自分事として考える習慣
◆ 経営者視点で意思決定を考える
◆ 制約条件の中で最適解を導く力
◆ 思考の「壁打ち」を繰り返す重要性
本書の後半では、実践的な思考訓練と、日常生活での取り入れ方が提示されます。継続が思考力を飛躍的に高めます。主なポイントは以下の通りです。
◆ 定期的に思考トレーニングを行う
◆「もし自分が○○だったら?」を習慣化する
◆ 社会課題やビジネス課題に応用する
◆ 思考の質がキャリアを左右する
◆ 日常の中で思考力を鍛える方法
思考力は、知識ではなく「筋トレ」のように鍛えるものです。本書は、その具体的なトレーニング方法を示してくれます。
AI時代に差をつけたいビジネスパーソン、発想力を高めたい方におすすめの一冊です。
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では、今日もハッピーな1日を!【4091日目】