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『現代用語の基礎知識 増刊×NEWS版』

ロングセラーである『現代用語の基礎知識』のSPECIAL ISSUE として、増刊×NEWS版として、世界と日本、ニュースの深層を整理し、分かりやすく提示してくれる本があります。

 

 

本日紹介するのは、毎年流行語大賞を決めているもとになっている『現代用語の基礎知識』を編集・出版している自由国民社が、最新のニュースの要点や背景を分かりやすく整理・解説している、こちらの新刊書です。

 

 

現代用語検定協会『現代用語の基礎知識 増刊×NEWS版』(自由国民社)

 

 

この本は、世界と日本の最新の時事問題を理解するために、使われる用語やニュースの要点、背景などを分かりやすく整理し、解説している書です。

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.特集

 

2.世界と日本を考えるための用語集

 

3.ニュースのおさらい

 

4.図解編 時事問題アウトライン

 

5.応用編 ニュース深読み

 

 

 

この本の冒頭にある特集では、次の2つの視点を提示しています。

 

 

◆ 分断と不寛容が拡大する世界(by 高千穂大学教授・五野井郁夫)

 

◆「分断」が進行する世界と日本(by ジャーナリスト・堀 潤)

 

 

 

上記の特集は、いずれも格差拡大や不寛容な社会になってきた構造的な要因が分かりやすく分析・解説されていて、世界の様々な動き(イギリスのブレグジット、トランプ大統領の誕生など)がすべてその潮流の中で必然的に起こっており、日本でもその潮流が着実に進行していることが理解できます。

 

 

 

日本のデフレは、実は多くの中産階級(中流層)が貧困層に転落し、中国産の安いものしか買えない、食べられないために起きているのではないでしょうか。

 

 

 

一方で、GAFAをはじめグローバルIT企業は、タックスヘイブンを利用して殆ど納税せず、雇用も生まない。さらに個性的な店舗や事業者を次々に安売りで淘汰してしまうという構図です。

 

 

 

グローバル化の恩恵は、一握りの超大手グローバル企業と中国だけが受け取り、その他世界の大半の労働者は賃金を下げられ、雇用を打ち切られ、貧困化していくという流れです。

 

 

 

次に、「世界と日本を考えるための用語集」では、以下のテーマで用語を整理しています。

 

 

◆ 分断を考える用語集

 

◆ EUとブレグジット

 

◆ 香港民主化と中国

 

◆ 格差と不平等社会

 

◆ 震災からの復興と原発

 

◆ 新型コロナと社会的影響

 

 

 

続いて、「ニュースのおさらい」として、最新のニュースも含めて注目のニュースの要点を解説しています。主なものは次の通り。

 

 

◆ COVID-19 の原因ウイルス

 

◆ 新型コロナ感染拡大

 

◆ 安倍政権歴代最長記録

 

◆ カルロス・ゴーン国外逃亡

 

 

 

◆ 巨大IT企業の市場支配

 

◆ 大学入試改革

 

◆ 首都直下地震

 

◆ 天皇退位と女性宮家

 

 

 

本書の後半では、「時事問題アウトライン」として、次のニュースの震源になりそうな問題群を取り上げています。主なテーマは以下の通りです。

 

 

◆ 格差社会

 

◆ マイナンバー制度

 

◆ キャッシュレス決済

 

◆ 労働力と人手不足

 

 

 

◆ TOKYO 2020(東京五輪1年延期)

 

◆ 公文書改ざん

 

◆ 地球温暖化

 

◆ 米国大統領選挙

 

 

 

この本の最後では、「ニュース深読み」として、これまで取り上げたニュースさらに一歩踏み込んで深層を探っています。とくに以下のテーマは興味深く読めます。

 

 

◆ 東京五輪延期

 

◆ ゴーン逮捕・逃亡

 

◆ 新型コロナウイルス

 

◆ 米国大統領選挙

 

 

 

あなたも本書を読んで、最新の世界と日本の動きを把握・整理し、今後の展望に活かしませんか。

 

 

 

2020年7月3日に、YouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』【第144回】世界と日本の最新トレンドがわかる「現代用語の基礎知識NEWS版」にて紹介しています。

 

 

 

 

 

毎日1冊、ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

 

 

 

 

では、今日もハッピーな1日を!【2395日目】