書評ブログ

『「これからの広告」の教科書』からビジネスを学ぶ

「ここ10年間の間に広告コミュニケーションの基本は激変した」と指摘する書籍が出版されました。本日紹介するのは、9月11日に開催されたアップルシード主催「採用される書籍企画書作成講座」にて採り上げられた佐藤達郎さんのこちらの書です。

 

 

佐藤達郎『「これからの広告」の教科書』(かんき出版)

 

 

 

この本は、広告コミュニケーションの「古い常識」と「新しい潮流」を対比させることによって、「これからの広告」のスタイルを明らかにしている書です。

 

 

著者の佐藤さんは、日本で3番目と2番目の広告代理店においてコピーライタークリエイティブ・ディレクターを長年務めて現場を知り尽くしています。

 

 

さらに、国際広告賞の審査員を何度も務めて、そこで体感した世界の最先端情報独自の分析を加えて日本広告学会を中心に発表した論文実績などをもとに本書を執筆しました。

 

 

本書によれば、「広告コミュニケーションの基本」がここ10年で激変した要因は以下の2点ということです。

 

 

1.商品と社会が成熟したこと

 

2.デジタルとソーシャルの発達による、消費者の情報接触、コミュニケーション、購買行動の変化

 

 

 

本書では、時代遅れになりつつある「古い常識」(=Old Style )をクローズアップして、以下の8つの「効く」メソッド11の「新しい常識」(=New Style )を紹介、解説しています。

 

 

1.差別化よりもウィル(意志)やインサイトで勝負せよ

 

2.消費者との接点によって見せ方を変える

 

3.消費者に謎をかけて突っ込ませる

 

4.「商品の良さ」より「イイ時間」を提供する

 

5.1本の広告より全体の仕掛けで効果を狙う

 

6.送り届けるのではなく拡がる経路を作る

 

7.ライブ感こそ人の心を動かす時代である

 

8.少ない予算でも広告効果は生み出せる

 

 

これらの「効く」メソッド8章に整理され、その中で11の「新しい常識」の事例が紹介されています。

 

 

それぞれのメソッドの最後には、「まとめ」として、ポイントが整理されていて、分かりやすい構成になっています。

 

 

また、図解や広告事例の写真なども随所に表示されていて、ビジュアル的にも理解しやすい工夫がなされていて、とても読みやすい本です。まさに「これからの」教科書と言えるでしょう。

 

 

本書は、佐藤達郎さんの書籍企画書を、作家エージェントであるアップルシードがプロデュースし、複数の出版社にプレゼンした結果、かんき出版からオファーが来て世に出た、ということです。

 

 

アップルシードの企画書を練り上げていく過程・工夫や、かんき出版の社内検討会議の様子などを「採用される書籍企画書作成講座」にて知ることになったため、本書をより身近に感じることができました。

 

 

アップルシード主催の講座の概要については、昨日2015年9月15日付のブログ記事を参照ください。以下のリンクから読めます。

 

 

定年前起業への道 ~ 「採用される書籍企画書作成講座」に参加!ドキュメンタリー『定年前起業への道-57歳からの挑戦!』の第120回は、「採用される書籍企画書作成講座」への参加レポートです。 ...

 

 

あなたも本書から、新しい「広告コミュニケーションの基本」を学び、ビジネスに活かしていきませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!

 

 

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