「自分自身すら管理できない人間が、資産や仕事をコントロールできるわけがない」と述べている書があります。
本日紹介するのは、34歳の時にお金に不自由しない状態「お金のストレスフリー」を実現し、マネーカウンセリングや全国でのセミナー活動を行っている、田口智隆さんが書いた、こちらの本です。
田口智隆『なぜ賢いお金持ちに「デブ」はいないのか?』(水王舎)
この本は、著者が3000人のミリオネアなど成功者と出会って学んだ、「賢いお金持ち」の哲学や習慣を整理して提示しているものです。
著者の田口さんによれば、世の中には、賢いお金持ちと残念なお金持ちがいて、両者の差は見た目で分かる、ということです。
賢いお金持ちは、体型がスマートで、デブはいない、と著者は言います。
お金持ちにもデブはいますが、デブなお金持ちは今、お金持ちであるに過ぎず、長い目で見れば、間違いなく資産を失う、と著者の田口さんは述べています。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.自己管理だけで、お金の出入りはここまで変えられる!
2.賢いお金持ちは、食事でこんなことを絶対しない
3.賢いお金持ちは、こんなパートナーを選ばない
4.賢いお金持ちは、こんなことにお金を使わない
5.賢いお金持ちは、こういう人づき合いをしない
6.賢いお金持ちは、こんな仕事の進め方をしない
本書では主に、賢いお金持ちが「やらない哲学」を中心に紹介しています。それは、食事、異性選び、人づき合いなど、生活習慣の全般にわたっています。
そうした中で私が「なるほど」と納得し、説得力があると感じた、本書で推奨している「ポイント」を以下に紹介します。一つひとつが深い指摘で、「その通りだ」と実感していることが多いです。
◆ 食生活の自己管理ができる人は、お金が増えていく
◆ 体重と預金額を把握している人がお金持ちになれる
◆ 日々の小さな習慣の積み重ねが、お金持ちになる近道
◆ 賢いお金持ちは、食べるものの基準が明確
◆ 賢いお金持ちは、「体が資本」であることを理解している
◆ 決まった時間に、決まった量を食べる
◆ 朝のリズムは夕食の時間が握っている(=20時を過ぎたら食事はとらない)
◆ 「継続は力なり」を実践するには、明確な基準が必要
◆ 「空間」にこだわったホームグラウンドを持つ
◆ 賢いお金持ちは、パートナー選びの「基準」を持っている
◆ 賢いお金持ちは、普段から自分の価値観を情報発信している
◆ 賢いお金持ちは、「紹介」でパートナーと出会っている
◆ お金持ちは、わがままなほどのこだわりを持っている
◆ 賢いお金持ちは、「投資」を意識してお金を使う
◆ 歯を見れば、その人の自己管理能力がわかる
◆ 賢いお金持ちは、「人生には変化がつきものだ」とちゃんと理解している
◆ 賢いお金持ちは、「職住近接」を重視する
◆ 賢いお金持ちは、第一印象の直感を大事にする
◆ 賢いお金持ちは、明確な軸やこだわりを持っている人とつき合う
◆ 一人で考える時間を確保する
こうしたポイントの一つひとつは、私自身も実際に経験して、理解できることばかりです。なかなか実践していくのは難しいものもありますが、実行している人は確かに「賢いお金持ち」でしょう。
そのほかにも、「苦手なことは捨て、得意なことにフォーカスする」とか、「情報は知るものではなく、活用するもの」といったポイントが紹介されていて、本書から得るものは多いと思います。
あなたも本書を読んで、「賢いお金持ち」を目指してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を