「個人がDXを活用して、より高い成果を出す方法。これが『DX仕事術』です。」と述べて、「個人のためのDXスキル」を解説した本があります。
本日紹介するのは、1972年東京都葛飾区生まれ、IT歴25年で延べ3万人以上のITについての相談にのり、合計100億円以上のシステム導入に携わり、現在は経済産業省認定のIT導入支援事業者として、ITツールを50以上取り扱い、DX化推進を行っているアカリンク合同会社代表の相馬正伸さんが書いた、こちらの書籍です。
相馬正伸『超DX仕事術』(サンマーク出版)
この本は、知っている人だけが「DX難民」から抜け出せる、個人に最適化した「DX入門の決定版」と言える書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.プロローグ 革命レベルの生産性向上を実現するDX仕事術
2.超効率、超速、自動化を実現するDX仕事術の原則
3.DX仕事術レベル1:すべての始まり「データ入力」でコミュニケーション、効率化、情報収集を底上げする
4.DX仕事術レベル2:ミス0、超時短を実現するデータ流用で最強の環境を構築する
5.DX仕事術レベル3:可処分時間が倍に! 究極の自動化を実現するデータ活用で付加価値を生み出す
6.業務効率化で生産性が大幅アップ!「守り」のDX仕事術
7.ビジネスモデルを大変革する「攻め」のDX仕事術
8.エピローグ 自分をアップデートしつづけるDX仕事術
この本の冒頭で著者は、「簡単に解析できる便利なITツールを導入し、継続的に改善をすることがDX化です。」と述べて、DX仕事術の基本的な考え方として、以下の3つの制限をなくすことを提唱しています。
◆ 場所の制限をなくすーどこでも使える
◆ デバイスの制限をなくすー多端末で使える
◆ 時間の制限をなくすーいつでも使える
本書の前半では、「超効率、超速、自動化を実現するDX仕事術の原則」について、以下のポイントを説明しています。
◆ DX仕事術の原則は、➀始める前から失敗を恐れない、②ツールを導入して満足しない、③データの重要性を理解する、④勘、経験、感情の「3K」に頼らない
◆ 大事なDXマインドは、➀Small start、②Small success、③Small stackの3つ
◆ VUCAの時代こそ、DX思考が求められる
◆ OODA(Observe、Orient、Decide、Act)ループが必要
◆ データを集めて、流用して、活用する
◆ 勘、経験、感情の「3K」に頼らない
◆「DX難民」にならない3つの方法:➀苦手なことは人に振る、②小さな成功体験を積み重ねる、③成功事例を参考に自分の型に当てはめる
◆ DX仕事術レベル:➀いつでもどこでも仕事ができる、②流用でミスなく確実な仕事を実現、③生産性が革命レベルに上がる
この本の中盤では、「DX仕事術レベル1:すべての始まり ”データ入力” でコミュニケーション、効率化、情報収集を底上げする」「DX仕事術レベル2:ミス0、超時短を実現するデータ流用で最強の環境を構築する」および「DX仕事術レベル3:可処分時間が倍に! 究極の自動化を実現するデータ活用で付加価値を生み出す」について、著者のノウハウを紹介・解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ メーラーの最適解は「Gmail」
◆「いつでもどこでも」を実現するチャット
◆ 豊富な拡張機能の「Chrome」
◆ 軽い・手軽・使いやすいの三拍子揃った「Zoom」
◆ ワンチームの「Teams」や予定調整の「Googleカレンダー」
◆ タスク管理の「Google ToDoリスト」
◆ バランスが取れて使いやすい「Dropbox」
◆ オンラインフォームの超王道「Googleフォーム」
◆ 組み合わせは無限大の簡単連携
◆ オンライン決済ハブの「PayPal」
◆ いつでもどこでもOfficeなら「Microsoft 365」
◆ 日本人に使いやすい「サイボウズOffice」
◆ システムに任せる事務作業の自動化
◆ Microsoftの「Power Platform」
◆ ウェブサイト分析をするなら必須の「データポータル」
◆ オンラインスクールプラットフォームも
本書の後半では、「業務効率化で生産性が大幅アップ! ”守り” のDX仕事術」および「ビジネスモデルを大変革する ”攻め” のDX仕事術」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆「守り」のDX仕事術は「生産性向上」
◆「攻め」のDX仕事術は「ターゲット満足度向上」
◆ V3Sサイクル(Visualization、Segmentalized、Specify、Systematization)
◆ 業務フローを作成、細分化、改善、最適システムの選定
◆ セキュリティリスクに気をつける
◆ ターゲットへのアウトプット見直し、提供価値の向上、関係構築方法の再設定
◆ 情報源の使い分け
◆「ターゲット視点で共創」
◆ そもそもなぜ?を追求する「メタ思考」
◆ 思考停止にならないための「クリティカルシンキング」
この本の締めくくりとして著者は、これからは「個人が会社を選ぶ時代」になり、企業が喉から手が出るほど欲しいのが「DX人材」だ、と述べています。
あなたも本書を読んで、「DX仕事術」を学び、「DX難民」から抜け出し、人生を変えてみませんか。
2022年8月6日に、YouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』【第249回】超DX仕事術にて紹介しています。
ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
では、今日もハッピーな1日を!【2830日目】