「現代社会では、ステイホームが新たな生活習慣病を引き起こしていると考えられます。外に出ることで得られる多くの健康効果を、僕は本書を通して皆さんにしっかりと伝えたいと思います。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、慶應義塾大学医学部を卒業し、医師免許取得と共に同学部眼科学教室に入局、米国医師免許を取得し、ハーバード大学角膜クリニカルフェロー、東京歯科大学眼科を経て、慶應義塾大学医学部眼科学教室教授、現在は、株式会社坪田ラボ代表取締役CEO、慶應義塾大学名誉教授、慶應義塾大学医学部発ベンチャー協議会代表、医学博士、経営学修士(NBA)の坪田一男さんが書いた、こちらの書籍です。
坪田一男『「外にいる時間」があなたの健康寿命を決める』(サンマーク出版)
この本は、外に出て自然の光を浴びることの重要性を強調し、特にバイオレットライトの効果について説明している書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.なぜゴルファーは長生きなのか?
2.すべてのトラブルを光で治す!
3.太陽光の驚くべきバイオレットライト効果
4.こうして「おそと時間」を増やそう!ー 毎日簡単に実践できる10の方法
5.バイオレットライトで人生は光り輝く!
6.上を向いて歩こう
この本の冒頭で著者は、「実際、僕自身も光環境に注意を払うことで、睡眠の質が向上し、常に元気で新しいことにチャレンジする気持ちに満ち溢れています。」と述べています。
本書の前半では、「なぜゴルファーは長生きなのか?」および「すべてのトラブルを光で治す!」について以下のポイントを紹介しています。
◆ ステイホーム生活は視力の低下とうつ病の増加が報告されている
◆ 屋外で過ごすと、認知症の予防、血圧や血糖値の低下、社会性が増す、犯罪率が下がる
◆ 紫外線や活性酸素は適度な量の運動ならむしろプラスに(ホルミシス仮説)
◆ 屋外光で目の虚血やドライアイを防ぎ、脳の運動にもなる
この本の中盤では、「太陽光の驚くべきバイオレットライト効果」および「こうして「おそと時間」を増やそう!ー 毎日簡単に実践できる10の方法」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 部屋の中にはバイオレットライトは存在しない
◆ 体内リズムのためにも「おそとぼっこ」が必要
◆ 外でしか働かないOPN5(バイオレットライト)は、目と脳の血流を増やす
◆ 勉強よりも朝の運動が頭を活性化させる
◆ 朝起きたらまず窓を開ける
◆ 少しだけ上を向いて、なるべく日なたを歩く
◆ 屋内スポーツより屋外スポーツを選ぶ(ゴルフは最適)
◆ 一番簡単にできる野外活動は散歩、公園のグリーンスペースを
本書の後半では、「バイオレットライトで人生は光り輝く!」および「上を向いて歩こう」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 夜のスマホやPCをやめるだけで人生が豊かになる
◆ 白内障手術で睡眠も改善するので、夜眠くなる
◆「おそとぼっこ」で、多くのエネルギーを昼間に得て、やる気が高まり、本をたくさん読めるようになる
◆ ご機嫌な人生は「ゴーアウト」から始まる
◆ 外に出て空を見上げると、ごきげんに生きられる
この本の締めくくりとして著者は、「”おそとぼっこ” はしっかりとしたサイエンスに基づいたとても大切な現代のライフスタイルへの提案です。」と述べています。
あなたも本書を読んで、「外で過ごす時間」の価値を知り、ひなたぼっこならぬ「おそとぼっこ」を習慣にするライフスタイルを実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3677日目】