「既に所有しているから大丈夫、もう住宅問題は関係ない、と言うことでは全然ないのです。実は、あらゆるところにリスクが潜んでいるのです。」と述べいている本があります。
本日紹介するのは、銀行員、経営コンサルタントを経て、現在は資産運用会社役員として、経営企画及び金融商品や不動産の選定等を行っている藤野屋新之助さんが書いた、こちらの書籍です。
藤野屋新之助『30代、40代にも役立つ シニア世代向け住宅探しの教科書』(Kindle出版)
この本は、これから住宅を購入される方はもちろんですが、既にマンションや戸建て住宅を所有されている方のほうが、対象と言ってもいい本で、あなたの「住宅探し」「豊かなシニアライフの実現」に役立つ書です。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.場所問題
2.居住形態問題
3.資金調達問題
この本の冒頭で著者は、「本書を読んで、早めに準備に取り掛かって頂ければ、「確実で間違いのない選択」を実現していくことが出来るはずです。」と述べています。
本書の前半では、「場所問題」について、以下のポイントを説明しています。
◆ ➀利便性重視派:首都圏、近畿圏、地方中核都市は「お金」の問題
◆ ②自然環境重視派:アウトドア、ゆったりライフスタイル
◆ ③いいとこどり・中間狙い派:トカイナカ、価格下落のリスクも
◆ ④地方都市移住派:利便性とコストのバランス
◆ ⑤番外編 全国あらゆる場所:シェアリングサービス
この本の中盤では、「居住形態問題」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ マンション購入:区分所有という仕組みが制約条件に
◆ 戸建て購入:金額が高い、すべて自分で管理(予防保全)
◆ 民間の賃貸物件:老人に貸してくれるか問題
◆ 公的な賃貸物件:収入条件は部屋によって〇〇円以上、URは更新料なし
本書の後半では、「資金調達問題」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 一般的な住宅ローン:金利が低い、シニア世代は借入期間が短い
◆ リバース・モーゲージ型住宅ローン:年齢制限なし、金利が高い
シニア世代の住まい、とくに「終の住処」については、拙著『定年ひとり起業マネー編』(自由国民社)にて私の考え方を公開しています。
この本の考え方と近く、思考するプロセスなど、共感するポイントが多くありました。
この本の締めくくりとして著者は、「今後は、かなり広い世代にわたってライフスタイルや住居に対する考え方が、変わってくると思っています。」と述べています。
貴方も本書を読んで、住宅探しを始めてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3107日目】