書評ブログ

起業のポイントは『シンプルに考える』

「いらないものは全部捨て、本質だけを追求する」と提唱する経営者の書があります。

 

 

本日紹介するのは、元LINE(株)CEOの森川亮さんが、退任後初めて書いた、こちらの書です。

 

 

森川亮『シンプルに考える』(ダイヤモンド社)

 

 

 

 

この本は、まさに「タイトル」にある通りの、シンプルな本です。でも、ビジネスの本質だけを述べた素晴らしい書だと思いました。

 

 

著者の森川さんは、こう述べています。

 

 

「あれも大事、これも大事と悩んではいけない。表面的な価値に惑わされるのではなく、何が本質かを考え尽くす。そして、もっとも大切なことはにすべての力を集中させる。僕がやってきたことは、この一点に尽きます。」

 

 

そして、著者が言うビジネスにとって「もっとも大切な本質」とは、「ユーザーのニーズに応える」ということです。

 

 

つまり、ビジネスとは「戦うこと」ではなく、シンプルに「ユーザーのこと」だけを考えるものです。「ユーザーが本当に求めているもの」を生み出すことに集中する。それが「ビジネスの本質」だと著者は言います。

 

 

これは、コンビニ業界の生みの親でもあり、今もなおトップとして指揮を執り続けるセブンイレブン会長鈴木敏文さんが、いつも言い続けていることと全く同じです。

 

 

「セブンイレブンのライバルは、ローソン、ファミリーマートなど他のコンビニ・チェーンではなく、つねに変化し続ける消費者ニーズだ。」

 

 

まさに「ビジネスの本質」を述べている、と私はいつも感じていました。

 

 

 

本書は以下の6部構成から成っています。

 

 

1.ビジネスは「戦い」ではない

 

2.自分の「感性」で生きる

 

3.「成功」は捨て続ける

 

4.「偉い人」はいらない

 

5.余計なことは全部やめる

 

6.イノベーションは目指さない

 

 

この本では、これまで常識と思われていたことを否定する言葉が続きます。でも、極めてシンプルに考えることを原則にしているため、説明を読むと納得することばかりです。

 

 

 

上記の6部構成の中が、全部で40の「原則」に分かれていて、いずれも参考になる「考え方」ばかりです。とくに私が感銘を受けたものを、いくつか以下に紹介します。

 

 

◆ 経営は「管理」ではない

 

◆ 「お金」を中心に考えない

 

◆ 会社は「人」がすべて

 

◆ 仕事は自分でとりにいく

 

◆ 「何もない」から鍛えられる

 

 

◆ 「確信」がもてるまで考え抜く

 

◆ 「不安」を楽しむ

 

◆ 会社を「動物園」にしない

 

◆ 会社は「学校」ではない

 

◆ シンプルでなければ「戦略」ではない

 

 

あなたがもし、起業家を目指すのであれば、ぜひ本書を読むことをお薦めします。起業を目指すと必ず、あれこれと考えて「不安」になるものです。

 

 

そうした時に、ほんとうに「大切なこと」だけに集中させてくれるのが、この本です。ぜひ、チャレンジしてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!

 

 

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