書評ブログ

『週刊ダイヤモンド 定年後も稼ぐ!働き方』

「かつて定年は仕事人生のゴールでした。しかし、長寿化や年金支給開始年齢の引き上げなどの経済的事情もあって、多くのシニアが60歳を越えて働き続ける必要が出てきました。」と問題提起をしている雑誌の特集号があります。

 

 

本日紹介するのは、『週刊ダイヤモンド』の2018年7月14日号特集している「定年後も稼ぐ!働き方」です。

 

 

『週刊ダイヤモンド2018年7/14号  定年後も稼ぐ!働き方』(ダイヤモンド社)

 

 

この雑誌特集は、「どうせ働き続けるのなら、やりがいを持って楽しく働いた方がいい。では、どんな働き方があるのか。」と問いかけ、定年後も働き続けるための選択肢を、実際の事例とともに紹介しています。

 

 

 

本特集は、以下の3部構成から成っています。

 

 

1.70代半ばで現役復帰 京都の老舗オーナーに

 

2.【選択編】中小企業の社長も夢じゃない! 人生後半戦の働き方

 

3.【準備編】退職してからでは遅い! 40~50代でやるべきこと

 

 

 

特集の冒頭で、京都市の商店街・錦市場100年以上続く京料理の惣菜店を元オーナーから買収した70代経営者が紹介されています。

 

 

そして、拙著『定年後不安 人生100年時代の生き方』(角川新書)にて提唱した「定年前後に直面する三つの壁」を以下の通り紹介されています。

 

 

書評は、2018年4月7日付ブログ記事に掲載されています。

 

『定年後不安 人生100年時代の生き方』誰もが感じる「お金」「孤独」「健康」の定年後3大不安に対して、いかに現役時代に準備したらよいかを説明し、「生涯現役」の具体的・実践的方法...

 

 

◆ 55歳の壁: 役職定年となりモチベーションが低下

 

◆ 65歳の壁: 定年後再雇用が終了

 

◆ 75歳の壁: 体力・健康面の衰え

 

 

 

続いて【選択編】として、人生後半戦の働き方として、次の4つを挙げています。

 

 

1.中小企業・事業を買収して経営者になる

 

2.独立して個人事業主になる

 

3.定年前後に転職する

 

4.定年後再雇用制度を利用する

 

 

 

とくに中小企業のM&Aによって経営者になる選択について、具体的事例を紹介して詳しく解説しています。

 

 

 

次に【準備編】として、「40~50代でやるべきこと」を、前掲の拙著での主張を紹介して、以下の3つのポイントを組み合わせたキャリアを考えることを勧めています。

 

 

1.自分が好きなこと、続けられることは何か

 

2.自分の得意なこと、専門性は何か

 

3.世の中のニーズは何か

 

 

 

具体的には、ライフデザインアドバイザー木村勝さんと私、大杉潤のアドバイスにより、人生年表でキャリア棚卸しをする方法として、架空の人物の「人生満足度グラフ」を描き、解説しています。

 

 

木村勝さんの著書はこちらです。

 

 

書評は、2017年8月25日付ブログ記事に掲載されています。

 

『働けるうちは働きたい人のためのキャリアの教科書』「意思あるキャリア選択と躊躇なき行動により、働けるうちはいつまでも働ける人生を実現すること」をテーマにしている本があります。 ...

 

 

さらに、人事コンサルタントから見た「仕事が決まる人決まらない人」の特徴を説明しています。

 

 

そして、定年前後の「やってはいけない」も紹介し、再雇用制度の利用は一考を、と唱えています。

 

 

またコラムとして、「人手不足で活況の転職市場、シニアの選択肢も広がるか」および「人手不足による定年延長で日本企業の働き方が変わる」を取り上げています。

 

 

さらに、定年に関する著書(後掲)のある以下の2名について、インタビューを掲載しています。

 

 

◆ 柳川範之(東京大学大学院経済学研究科教授)

 

◆ 郡山史郎(CEAFOM 代表取締役社長)

 

 

 

書評は、2018年5月13日付ブログ記事に掲載されています。

 

『定年前後の「やってはいけない」』「定年後うまくいく人、うまくいかない人はどこが違うのか?」と問いかけ、人生100年時代の生き方、働き方について論じた本があります。 ...

 

 

この特集は、稼ぐことを前提にした「定年後の働き方」に焦点を当てたもので、生涯現役とそのための具体的・実践的な戦略を論じた拙著のコンセプトと共通するものがあり、共感を覚えます。

 

 

人生100年時代は、定年後が35年~40年もの長期にわたり、「稼ぎ続ける」「働き続ける」ということが人生の大きなテーマになってくることは間違いありません。

 

 

私も取材を受けて、数ページにわたってコメントが掲載されているほか、特集全体のコンセプトが拙著『定年後不安 人生100年時代の生き方』(角川新書)と共通するものになっています。人生100年時代の人生設計にあたり多くの示唆やヒントが得られる特集で、一読を強く推奨いたします。

 

 

30代から60代以降の方々まで、ぜひ『週刊ダイヤモンド』の2018年7月14日号特集している「定年後も稼ぐ!働き方」をお読みください。

 

 

あなたも本特集をヒントに、人生100年時代を迎えた現在、「定年後も稼ぐ働き方」について、じっくりと考えてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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