書評ブログ

『仕事のカタログ 2022-23年版』

新型コロナ流行で混迷を深める国際情勢、激変する世界経済の中でも着実に伸びる職業・職種を探し、「なりたい自分」を見つけるための「仕事のカタログ」最新版が刊行されました。

 

 

本日紹介するのは、自由国民ガイド版として定期的に改訂している、こちらの書籍です。

 

 

自由国民ガイド版『仕事のカタログ 2022-23年版』(自由国民社)

 

 

この本は、厚生労働省職業分類(ESCO)をベースに「職業選択に関し、より多様な視野・可能性をもつ」という趣旨に則って1600職種に再編成して解説しているガイドです。

 

 

本書は以下の16部構成から成っています。

 

1.環境

2.国際・海外業務

3.癒し

4.国家資格11種

 

5.研究・技術

6.医療・福祉

7.法務・財務

8.教育・宗教・文芸・芸術

 

9.そのほかの専門職

10.政治・行政・経営・管理

11.事務・販売

12.衛生・調理・接客・サービス

 

13.自衛・保安

14.農林水産

15.交通・運輸・通信

16.製造・建築・そのほか

 

 

この本の冒頭に、「各職種データの読み方」が掲載されていています。具体的には、職業名、ポイント(活躍する場、就業するための能力・資格など)、職種の内容、従業者数と動向、業態・規模・独立開業比率、必要な学歴・経歴・資格・許認可、必要な経験・修業・時間・費用、業界団体のマークや表示場所が説明されています。

 

 

1600職種の最初には、「環境」に関する仕事が提示されていて、以下の順に並んでいます。

 

◆ 捕鯨調査員

◆ 海洋学研究者

◆ 動物学研究者

◆ 南極地域観測隊

◆ 農学研究者

 

 

また、本書の最後は、「製造・建築・そのほか」で、最後の5職種は次の通り。

 

◆ 寺番

◆ フリーター

◆ パチプロ

◆ デイトレーダー

◆ ニート

 

パチプロニートまで掲載されているので、ほぼすべての職種が網羅されていると感じます。

 

 

また、とくに目指す人の多い人気の職種として、「国家資格11種」が以下の通り挙げられ、詳しく解説されています。

 

◆ 弁護士

◆ 司法書士

◆ 社会保険労務士

◆ 行政書士

◆ 公認会計士

◆ 税理士

 

◆ ファイナンシャルプランナー(FP)

◆ 中小企業診断士

◆ 不動産鑑定士

◆ 住宅不動産業

◆ 貸金業務取扱主任者

 

個人的には、10番目に上げられている「住宅不動産業」は、なぜ、「宅地建物取引士」という表示になっていないのかが疑問でした。私自身が取得している国家資格でもあり、気になりました。

 

 

またこの本は、就活に取り組む学生転職を考えているビジネスパーソンのほか、拙著『定年ひとり起業』(自由国民社)で提唱しているような「定年ひとり起業」を目指す方にもとても参考になります。

 

 

 

あなたも本書を参考にして、「なりたい自分」を見つけるために、1600職種が分かりやすく解説されている適職ナビゲーターの機能を活用してみませんか。

 

 

ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

 

 

では、今日もハッピーな1日を!【2558日目】