書評ブログ

『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』

「そろばん勘定ってご存じですか」「そうです。損得、つまりお金の物差しで物事を見極める、ということですね。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、金融コラムニスト、YouTuber、元日本経済新聞編集委員高井浩章さんが書いた、こちらの書籍です。

 

高井浩章『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』(新潮文庫)

 

この本は、「そろばん勘定クラブ」というお金の教室において、個性的な先生から二人の生徒に「お金の生きた知識」を伝授する青春経済小説です。

 

本書は以下の18部構成から成っています。

1.そろばん勘定クラブへようこそ

2.お金を手に入れる6つの方法

3.役に立つ仕事 立たない仕事

4.リーマンショックはなぜ起きた

5.もうけは銀行家、損は国民に

6.いる? いらない? 最古の職業

 

7.戦争と軍人

8.「フツー」が世界を豊かにする

9.キーワードは「持ち場を守る」

10.資本主義・社会主義・民主主義

11.働くということ

12.「タマゴ」がわかれば世界がみえる

 

13.お金の借り方、教えます

14.貸すも親切 貸さぬも親切

15.低金利の真犯人は「市場の力学」

16.株式投資と「神の見えざる手」

17.貧富の格差が広がる理由

18.アイスクリームのお返し

 

この本のエッセンスは以下の通りです。

◆ お金を手に入れる6つの方法:①かせぐ、②もらう、③ぬすむ、④かりる、⑤ふやす、⑥つくる

◆ 世界を豊かにする働き方

◆ 投資は何の役に立つか?

◆ 正しい借金の仕方

◆ 貧富の格差が広がる理由

 

この本の締めくくりとして著者は、「人類はお金に慣れていない」「お金はただの道具で、人生の目的ではない。」と述べています。

 

あなたも「元日経記者が娘のために書いた楽しく学べるお金の話」である本書を読んで、お金の本質を理解し、お金との正しい向き合い方を実践していきませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3701日目】