書評ブログ

『「向いている仕事」を見つけよう』

「あなたの強みや努力は、世の中に具体的に貢献できてこそ、はじめて大きな価値に結びつく。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、ミシガン大学ペンシルベニア大学で学位を取得、ギャラップ社に13年勤務し、強み、従業員エンゲージメント、ウェルビーイング、リーダーシップに関するコンサルティングを世界各地で展開、その後、ギャラップ社のシニアサイエンティストを務めたベストセラー作家のトム・ラスさんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

トム・ラス『「向いている仕事」を見つけよう「人の役に立つ12の資質」から自分の強みがわかる』(ダイヤモンド社)

 

 

この本は、「人間の成長にとっての最終的な目標とは、自分のためではなく、他者のために何かをすること」ということや、「世の中に貢献していると、人は幸福になれる」ことを伝え、そのために向いている仕事をどう見つけていくかを教えてくれる書です。

 

 

本書は以下の2部構成および、9章立てで記されています。

 

Ⅰ.「向いている仕事」とは何か

Ⅱ. 人の役に立つ12の資質

 

1.誰かの役に立っていると、人は幸せになれる

2.「仕事の目的」次第で人生の幸福度が変わる

3.どんな仕事も、誰かを幸せにする

 

4.「最高の職場」を手に入れる方法

5.「人の役に立つ」範囲で、「自分の強み」を見つける

6.「自分は何をしたいか」よりも大切な質問

 

7.「創造する力」で貢献する

8.「関係づける力」で貢献する

9.「実行する力」で貢献する

 

 

この本の冒頭で著者は、自らの体験も紹介しながら、「死を意識しながら生きると、人として成長できる」と述べています。

 

 

死を意識しながら日々を過ごすと、時間はもっと価値のあるものになる、ということです。「時間を大切にして生きる」という感覚をぜひ読者に育んでもらいたい、と著者は言います。

 

 

本書の前半では、「向いている仕事」とは何かについて、「誰かの役に立つ」「仕事の目的」「誰かを幸せにする」という視点から以下のポイントを提唱しています。

 

◆ あなたは、どのように誰かの役に立っているかで定義される

◆「弱みを克服する」ことでなく「強みを活かすこと」に時間を投資する

◆ あなたの強みや努力は、世の中に貢献できてこそ価値がある

◆ 世の中に貢献していると、人は幸福になる

 

◆ 人は永遠に生き続けられないが、あなたの貢献は生き続ける

◆ 人生とは何かを得る場所ではなく、何かを捧げる場所

◆ つらい仕事は「人の寿命」を縮める

◆ 仕事に「お金を稼ぐ」以上の目的がある人は、収入が高い

 

 

続いて、「最高の職場を手に入れる」「人の役に立つ自分の強み」「大切な質問」の視点から、「向いている仕事」について考察しています。主なポイントは次の通り。

 

◆ 人のパーソナリティ(性格)は長い人生の間に変わっていく

◆ 人は「外交的」でいると幸福度が高い

◆「最高の仕事」はみずからの力でつくりだせる

◆ 望ましい職場環境を手に入れる3つの領域-➀業務内容、②人間関係、③認識

 

◆「誰かの役に立っている」と実感できる人は、仕事の満足度が高い

◆ 現在の自分を周りの人からどう見てもらいたいか

◆ 自分がこの世を去った後にどんな風に記憶してもらいたいか

◆「自分がどこで貢献できるか(期待されているか)」を明確に理解する

 

◆「自分が何がしたいか」ではなく、常に「自分は何を与えられるか」を考える

◆ 大切な人たちの幸福度を高めるような仕事をする

◆ できるだけ多くの自由、自律性、裁量権を持つ

◆ 1日に1時間以上、自分を元気にさせるために何かをする

 

 

本書の後半では、「人の役に立つ12の資質」を、以下の3分類に整理して提示しています。

 

1.創造する力:➀始める力、②意見する力、③教える力、④ビジョンを描く力

2.関係づける力:④つなげる力、⑤元気づける力、⑥共感する力、⑧影響を与える力

3.実行する力:⑨進める力、⑩達成する力、⑪適応する力、⑫広げる力

 

 

上記の「12の資質」について、個人の貢献、チームの貢献それぞれで、どのように貢献していくかをこの本では具体的に解説しています。詳細についてはぜひ、本書を手に取って確認してください。

 

 

またウェブサイト「contribify.com」で紹介するツールがこの本と連動していて、巻末に付属するアクセスコードを使ってオンラインテストを受けることができます。

 

 

このツールの目的は、「誰かの役に立つ」という観点で「自分の強み」を明らかにすることです。

 

 

回答を終えると、あなたが自分の強みを活かして最も効果的に貢献できる上位3つの領域が表示されるので、それを念頭に置いて本書を読み進んでいくとより効果的です。

 

 

因みに、私のテスト結果次の3つの領域になりました。

 

◆ 始める力

◆ 教える力

◆ 意見する力

 

いずれも、「創造する力」に属する領域です。ぜひ、この結果も念頭に置きながら今後の仕事について考えていきたいと思います。

 

 

また、著者のトム・ラスさんが書いた本書のもとになる著書『さあ、才能に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』(日本経済新聞出版)および『幸福の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を併せて読むとより理解が深まります。

 

 

 

あなたも本書を読んで、「人の役に立つ12の資質」から自分の強みを見つけ、世の中に貢献できる「向いている仕事」を見つけてみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2537日目】