書評ブログ

『むだ死にしない技術』とは?

「治療より予防に金を使えば不老不死も夢じゃない。まずはピロリ菌検査で胃がんを撲滅せよ!」と提唱している本があります。

 

 

本日紹介するのは、元ライブドアCEOで、刑務所暮らしも経験した、堀江貴文さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

堀江貴文『むだ死にしない技術』(マガジンハウス)

 

 

この本は、仕事、人生、経済、・・・・など、すべてのパフォーマンスを上げるホリエモンの「超合理的健康論」を展開した書です。

 

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

 

1.あなたは、むだ死にするかもしれない

 

2.むだ死にしたくなければ、ピロリ菌に気をつけろ

 

3.むだ死にしたくなければ、リスクを恐れるな

 

4.むだ死にしたくなければ、「忙しい」を言い訳にするな

 

5.むだ死にしたくなければ、歯医者に行け

 

6.むだ死にしたくなければ、QOLを意識しろ

 

7.これからの生存戦略と医療

 

 

本書の冒頭に、著者が呼びかけて2016年3月1日に立ち上げた、一般社団法人予防医療普及協会の紹介がなされています。

 

 

本書の冒頭で著者は、正しい医療知識がないために毎年、多くの人々が命を落とす「むだ死に」がある、と警鐘を鳴らしています。

 

 

例えば、日本人の死因トップのがんは、その4分の1が「予防できる感染症」だ、ということです。

 

 

とくにピロリ菌を除去しなかったせいで、毎年胃がんで約5万人が死亡している事実を、著者は驚きを持って訴えています。

 

 

「日本人は、病気の予防に金と意識を使ったほうがいい」という著者の主張に私も全く同感です。

 

 

本書では病気の予防には以下の3段階がある、と説明しています。

 

 

◆ 1次予防; 生活習慣の改善や予防接種などで、病気を未然に防ぐ

 

◆ 2次予防; 定期検査や検診を受け、病気を早期発見・早期治療する

 

◆ 3次予防; 病気を適切に治療し、悪化や再発を防止する

 

 

本書の後半では、予防しておけばQOL(=Quality of Life ; 人生の質)を格段に高めることができる「歯周病対策」「視力矯正技術」が紹介されています。

 

 

「歯周病対策」については私も、とても大切なことだと考えて、30代の頃から現在も実践していますが、レーシック手術最新の視力矯正法ICL(=インプランタブル・コラマー・レンズ)については、まだ研究中で自信がなくて、今のところメガネに依存しています。

 

 

今後の予防医療に関しては、台湾で実施して効果を挙げているナショナルデータベースや、クラウドソーシング、さらにライフログ・アプリウェアラブル端末で医療が受けられる時代を展望しています。

 

 

最後に、著者の堀江貴文さんの「健康法」が紹介されていますので、以下に記しておきます。

 

 

◆ 歯は極力大事にしている

 

◆ 食事は好きなもの、おいしいと思うものを食べている

 

◆ ストレスになることはやらない

 

◆ 人間ドックは1年に1回は行く

 

◆ 睡眠時間はきちんととる

 

 

◆ 検査、予防できるものはやっておく

 

◆ 生命保険には入らない

 

◆ 体型は維持する

 

◆ レーシックは受けた

 

◆ 定期的なランニング、トレーニングなど運動はしている

 

 

あなたも本書を読んで、予防医療に意識を向け、「人生100年時代」の健康を考えてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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