「人間関係のイライラ・モヤモヤは、すべて自分で選んでいた!」と説いている本があります。
本日紹介したいのは、人材教育コンサルティング会社「アチーブメント株式会社」代表の青木仁志さんが書いた、こちらの書籍です。
青木仁志『「うまくいかないあの人」とみるみる人間関係がよくなる本』(アチーブメント出版)
この本は、「人は外側からの刺激によって行動する」という外的コントロール心理学に対して、そういう立場とは反対の、「人は内側から動機づけられて行動する」という、選択理論心理学の考え方をベースにしています。
本書が立脚する「選択理論心理学」とは、アメリカの世界的な精神科医であるウィリアム・グラッサー博士が提唱した心理学で、全米200校以上、世界62ヶ国に採り入れられています。
刑務所での再犯率が大きく下がったり、離職率や離婚率が劇的に改善するなど、めざましい成果を上げています。
本書は、著者の青木さんが手がけてきた研修の基礎理論として、「選択理論」を社会に普及させてきた、まさにそのエッセンスを集めたものです。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.うまくいかない原因は、私たちの「間違った常識」にある
2.「行動のメカニズム」がわかれば、誰とでもうまくつき合える
3.「小さな選択」でどんな人間関係もみるみるよくなる
4.業績までアップする!職場での人づき合いの鉄則
5.心が通い合う最高の家庭のつくり方
6.いつまでも信頼し合える親子関係」の秘訣
この本では、あらゆる人間関係がうまくいく「考え方」が、分かりやすく、理論的に説明されています。
多くの方が悩む、職場・夫婦・親子の人間関係に分けて、それぞれ考え方のポイントを、事例を交えて解説しているので、理解しやすいと思います。
とくに幸せな家庭をつくる3つの要素は、「理解・信頼・愛」という幸せの3大要素だ、という説明は説得力があります。
そうした全ての人間関係の基礎となる共通の考え方として、以下の指摘は参考になります。
◆ 他人と過去は変えられないと自覚する
◆ これから問題が起きないような選択をする方法を考える
◆ 世間の常識に惑わされない
◆ 私たちは、「生存・愛と所属・力・自由・楽しみ」の5つの心理的欲求を満足させるように遺伝子にプログラムされている
◆ 自分の願望・目的を明確にすることでそれらを達成するための行動や計画が生まれる
◆ 周囲にコントロールされることなく、自分の望む通りの人生を選択できる
最後に、本書で提唱している「人間関係がみるみるよくなる10の法則」を以下に紹介します。
1.外的コントロール心理学を放棄する
2.選択理論を学び実践する
3.密度の濃いコミュニケーションを図る
4.過去の出来事を蒸し返さない
5.謝ることで威厳が失われると思わない
6.相手の楽しみの欲求を理解する
7.失敗や間違いを「罪」と感じさせない
8.自分が完全無欠とは思わせない
9.決して媚びへつらうことなく接する
10.失敗を怖がることをバカにしない
あなたも本書を読んで、人間関係をみるみる改善してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を