「人には誰にも可能性があります。さまざまな危機に直面しても動揺せずに、自信をもって前に進んでほしいです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1976年静岡県富士市生まれで、信販会社、教育研修サービス会社を経て、現在は独立して、人材育成コンサルタント・キャリアコンサルタント、産業カウンセラーで、ビジネススキル向上を目的とした企業研修講師として活躍している合同会社富士みらいクリエイション代表の増田和芳さんが書いた、こちらの書籍です。
増田和芳『自分の居場所を見つける50のヒント』(セルバ出版)
この本は、仕事や人生で想定される危機を乗り越えて、自分の居場所を見つけるためのヒントを50通りにまとめた書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.ピンチは突然やってくる
2.今までの自分の人生のあり方・生き方に疑問と不安が芽生えたとき
3.今まで順調だった仕事が行き詰ったとき
4.頼りにしている生活の糧・仕事を失ったとき
5.頼りにしている大切な人・パートナーを失ったとき
6.自分が拠り所としている立場を失ったとき
7.思いがけず周りに人からの信頼を失ったとき
この本の冒頭で著者は、「危機の内容に応じて対処する方法に悩んだときに眺めてください。居場所を失って人生の方向が見えなくならないうちに、解決のヒントを一緒に探りましょう。」と述べています。
本書の前半では、「ピンチは突然やってくる」および「今までの自分の人生のあり方・生き方に疑問と不安が芽生えたとき」ついて、以下のポイントを説明しています。
◆ 予測が困難なVUCAの時代
◆ 人生の半ばに訪れる中年の危機
◆ 欲求を満たして悩みを解決する
◆ 人生でさまざまな居場所にかかわる
◆ 不安を受け容れるのではなく受け止める
◆ ネットやスマホから離れる時間を
◆ 先人たちの言葉をノートに書きとめておく、文章に書く
◆ 旅行や散歩ですっきりする
◆ 悩んだときは笑顔になる
この本の中盤では、「今まで順調だった仕事が行き詰ったとき」および「頼りにしている生活の糧・仕事を失ったとき」ついて解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 満足度曲線を描く
◆ 危険を察知できるための行動を
◆ 悪い情報ほど隠さずすぐに共有する
◆ 協働するために素直になる
◆ フレームワークで経営資源を確認する
◆「虫の目」「鳥の目」「魚の目」という3つの目をもつ
◆ レジリエンスを高めるために、自分自身をよく知る
◆ 休みの予定は先に入れる
◆ 家族とのコミュニケーション
◆ オンリーワンの知識や技能を身につける
◆ 年収で示される市場価値
◆ 副業は情熱を注げる活動
◆ 時間を自分のために投資する
本書の後半では、「頼りにしている大切な人・パートナーを失ったとき」「自分が拠り所としている立場を失ったとき」および「思いがけず周りに人からの信頼を失ったとき」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 大切な人を失ったときにかかる強いストレス
◆ 感情を吐き出す
◆ 整理整頓をする
◆ サードプレイスに行き、話を聴いてもらう
◆ 新しい夢を描く
◆ 居場所を変える、宣言する
◆ 大切な人に頼る
◆ 心身の治療をして健康を維持する
◆ ミッションを自分で決める、価値観を知る
◆ 定期的に発信する
◆ 心をこめて謝罪する
◆ 時間の使い方を見直す
◆ 信頼できる味方をつくる
◆ 自分を勇気づける、よい習慣をつくる
◆ 感謝の気持ちを言葉にする
この本の締めくくりとして著者は、「50個のヒントは、私が幸せな人生を送るために考えて取り組んだものの結晶です。人生をあきらめずに前進してきたから得られたものです。」と述べています。
あなたも本書を読んで、自分の居場所を見つける50のヒントを学び、仕事に行き詰ったとき、自分の人生に悩んでいるときの処方箋として活用してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3228日目】