「死について、正面から考えたことはありますか?」― ―多くの人が避けて通ろうとするテーマですが、本書はあえてそこに向き合い、「どう生き、どう死ぬか」を静かに問いかけてきます。

本日紹介するのは、大阪府堺市生まれ、大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)を取得後、日本学術振興会特別研究員などを経て、現在は関西学院大学人間福祉学部教授および「悲嘆と死別の研究センター」センター長として、臨床死生学・悲嘆学の研究と実践に携わる坂口幸弘さんが書いた、こちらの書籍です。

坂口幸弘『人は生きてきたように死んでいく[死の準備]してますか?』(光文社新書)

本書は、「多死社会」を迎える現代において、自分自身の死や大切な人との別れにどう向き合うべきかを、研究データと実践知から考察した一冊です。

本書は以下の5部構成から成っています。

1.死をどう迎えるか

2.人生をどのように締めくくるか

3.もし今夜、自分の人生が終わるとしたら

4.人類は悲嘆とともに生きてきた

5.死を学ぶ ― 人は死を背負って生きている

 

本書の前半では、「死をどう迎えるか」というテーマから、自分の最期を考える視点が提示されます。避けてきたテーマに向き合うことで、人生の見え方が変わります。主なポイントは以下の通りです。

◆ 死を意識することが生き方を変える

◆ 多死社会における現実的な課題

◆ 自分らしい最期を考える重要性

◆ 死への不安の正体

◆ 生と死を連続したものとして捉える視点

 

この本の中盤では、「もし今夜が最後だったら」という問いを通じて、人生の意味や価値が深く掘り下げられます。日常の選択が持つ意味が再認識されます。主なポイントは次の通り。

◆ 人生の優先順位を見直すきっかけ

◆ 未完のまま残る後悔への向き合い方

◆ 大切な人との関係性の再確認

◆ 限られた時間の使い方

◆「今」をどう生きるかという問い

 

本書の後半では、「悲嘆」と「死の受容」に焦点が当てられます。人が喪失とともにどう生きてきたかが、深く描かれます。主なポイントは以下の通りです。

◆ 悲嘆は自然なプロセスであるという理解

◆ 死別後の心の動きとケア

◆ 人類が悲しみとともに歩んできた歴史

◆ 死を学ぶことの意義

◆ 死を背負いながら生きるという視点

 

死は避けられない現実ですが、それを考えることは「よりよく生きること」につながります。本書は、その気づきを静かに、しかし確かに与えてくれます。

人生の後半を見据えている方はもちろん、大切な人との関係を見つめ直したいすべての方におすすめの一冊です。

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では、今日もハッピーな1日を!【4080日目】