書評ブログ

『ハーバード流幸せになる技術』

「ハーバード大学といえば、米国で初めて心理学の研究を始めた大学です。」、そして「成功と ”成功の罠” の象徴でもあります。そこには、大きな成功を修めながら、幸せになれなかった人々がいます。だからこぞ、指導者たちは教え子たちの幸せを願い、そのためのアイデアを論じ、伝え続けている」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、慶應義塾大学法学部卒業後、丸紅株式会社石炭部部長秘書、フリーランスコピーライターを経て、慶應義塾大学商学部に学士入学、卒業とともに東海総合研究所(現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング)入社して人材育成に関わり、2001年に独立してキャリア開発プログラムをプロデュースする有限会社アリーナアドヴァンスを開業、翌年、特定非営利活動法人キャリアデザインフォーラムを設立、各法人の代表としてキャリア開発支援事業を展開しているワークスタイルデザイナー悠木そのまさんが書いた、こちらの書籍です。

 

悠木そのま『ハーバード流幸せになる技術』(PHPビジネス新書)

 

この本は、仕事を通して ”幸せになる技術” についてキャリアを核とする5つの切り口から、ハーバード関係者の言葉を冠し、それらに幸せになるための哲学やメソッドやノウハウを託して記された書です。

 

 

本書は、キャリアを核とする5つの切り口ごとに、以下の5部構成から成っています。

 

1.幸せを導く「成功の技術」

2.幸せを殖やす「お金の技術」

3.ソウルワークと出逢う「キャリアの技術」

4.幸せな人生を築く「目標の技術」

5.幸せを創る「行動習慣の技術」

 

 

この本の冒頭で著者は、「キャリアを重ねることは、本物の幸せへと続く道を歩むことに他ならない」「道の先には、人生における本当の目的があります。その道のりで、ソウルワーク(魂が喜ぶ仕事)にもきっと出逢えるでしょう。」と述べています。

 

 

本書の前半では、「幸せを導く成功の技術」について、以下のポイントを説明しています。

 

◆ 誰もが幸せになるポテンシャルを持っていて、その方法はそれぞれ

◆ 成功の文脈が変わりつつある

◆ 幸せは成功の結果ではなく、成功に先行する

◆ 幸せな人は長生きで生産的で高収入

 

 

この本の中盤では、幸せを殖やすお金の技術」およびソウルワークと出逢うキャリアの技術」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

 

◆「倹約」が幸せをもたらす

◆ 戦略とは、何をやらないかを決めること

◆ モノよりも経験にお金を使う

◆ 他人のためにお金を使う

 

◆ 幸せを得るには、仕事をする必要がある

◆ 天職を見つけるには、徹底的な自己分析が欠かせない

◆ これまでとこれからの、自分をつなぐ

◆ 人生の目的を見つける

 

 

本書の後半では、幸せな人生を築く目標の技術」および幸せを創る行動習慣の技術」について考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆ 幸せな人は、その人ならではの目標と実行計画を持っている

◆ 心の金メダルを手に入れる

◆ その目標でプロセスを楽しめるか

◆ 長く続く成功には、ひとつとして欠かせない複数の目標がある

 

◆ 感謝をすると、ポジティブな人生を味わえるようになる

◆ 親切にするほど幸せになる

◆ 幸せは、無数の「ちょっとしたこと」の積み重ね

◆ 最高の将来を予測する

 

 

この本の締めくくりとして著者は、「すべての ”技術” は知識として知るところから始まり、スキルとして見につけ、自動化された行動の ”習慣” として定着させることで有用なものとなります。」と述べています。

 

 

あなたも本書を読んで、サイエンス・オブ・ハピネスの知見やデータに基づく「幸せになる技術」学び、身につけ、実践することで習慣にしていきませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3040日目】