本日は、第195回TOEIC公開テストの実施日だ。本書は、TOEICテスト公式教材で、「新公式問題集シリーズ」 として2年ぶりの最新刊で、第6冊目となる。
私は、第1冊目から本シリーズをTOEIC学習の基本書として、最も重視する教材として活用してきた。TOEICのスコアを短期間で大幅にアップさせてきたビジネス英語学習者が殆ど例外なく、一押しの教材として薦めるのが本書のシリーズだ。
最新刊の Vol.6 も、これまでの公式問題集とほぼ同様の構成となっており、以下の部門から成る。
1.TOEICテストについて
2.本書の構成
3.サンプル問題 (Part 1 ~ Part 7 )
4.TOEIC公開テストの申し込み、採点・結果
5.TOEIC練習テスト(1)
6.TOEIC練習テスト(2)
7.別冊 解答・解説編
本書の最大の特徴は、本番の公開テストと全く同じ形式と難易度にて作成されている2種類(2回分)の練習問題だ。TOEICに関しては、様々な予想問題集や練習問題集が出版されているが、本書ほど本番の問題に準拠した書はない。
TOEIC公開テストが何を問い、何を測定しようと意図しているのか、本シリーズの公式問題集を解くことが最も理解する近道だ。どんなに本番の試験問題に似せて作成しても、本シリーズにはかなわないだろう。
TOEIC公開テストの問題作成を担当しているETS (Educational Testing Service )は、語学としての英語の要素はもちろんだが、心理学やその他さまざまな学問領域の知見を採り入れて問題作成にあたっている。
公開テストの性格上、実力差が正確にスコア差となって現れることを重視し、同じ実力であればいつの試験を受けても一定の測定誤差の範囲内に入るスコア結果となるよう問題作成が行われている。
本書は、これまで様々に改善、改良されてきたTOEIC公開テストの最新の試験問題の傾向と特徴を踏まえて発行された問題集だ。
TOEICのスコアをアップさせたい学習者は必読であり、また一度練習として解くだけでなく、何度もリスニングやリーディングの訓練として活用することを心から薦めたい。