「働きやすい会社と働きがいのある会社は以て非なるものである」と説いている書があります。
本日紹介するのは、レバレッジコンサルティング代表で、ハワイと日本のデュアルライフを実現した本田直之さんが書いた、こちらの書です。
本田直之『あたらしい働き方』(ダイヤモンド社)
この本は、今から約3年前の2013年6月に出版された本ですが、パタゴニア、ザッポス、エバーノート、スタートトゥディ、カヤックなど日米の約20社を取材して得た、著者の確信として、「あたらしい働き方」を描いた書です。
まず本田さんは、あたらしい会社選びの基準として、次の「6つのクライテリア」を挙げています。
1.仕事
2.時間・場所・休日
3.給与・評価
4.会社・経営者
5.環境
6.カルチャー
クライテリアとは、「働き方の要素」です。価値観が多様化する中で、あたらしい働き方は、すでにたしかに行われており、なぜ古い基準で会社を選び、搾取し続けられるのか、と著者は警鐘を鳴らしています。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.あたらしい働き方がどんどん出てくる今、なぜまだ昔の基準のままで会社を選ぶのか?
2.自分に合った働き方を選ぶために、考えておくべき要素とはどのようなものか?
3.あたらしい働き方を手に入れるために必要なこと
本書において著者は、上記の「6つのクライテリア」を示し具体的に説明した上で、後半では、「自由にレバレッジをかけられる人」になるために必要なスキルを提示しています。
「あたらしい働き方」を手に入れるために必要なスキルとして、9つの「仕事のスキル」および8つの「思考のスキル」を提示して、計17のスキルを身につけることを説いています。
まず、9つの「仕事のスキル」とは、以下のスキルです。
1.自ら考え行動できる
2.コラボレーションできる能力
3.時間効率がハイレベル
4.新しいハードワークができる
5.上下ではなく横のパートナーシップ
6.クラウドなどITを最大限活用する能力
7.売れる仕事のスキル
8.考えているだけでなく、行動する力
9.ボーダレスに仕事をする力
また、8つの「思考のスキル」とは、以下のスキルになります。
10.人間性が重要
11.思考の柔軟さ
12.不確実性を楽しめる
13.暗黙知、明文化されていないルールを読める能力
14.お金だけではなく、意義を感じて働く力
15.自分自身をよく理解する能力
16.常に進化し続けられる力
17.自分のスタイルを持っている
本書の巻末には、「あたらしい働き方の会社を作るために必要な10の要素」が紹介されていますが、これは本書をぜひ、お読みください。とても興味深い要素が並んでいます。
あなたも本書を読んで、「あたらしい働き方」を選択する人生に舵を切ってみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を