投資歴68年、87歳の現役デイトレーダーの生き様、投資を中心とする日常のすべてを公開した本があります。
本日紹介するのは、1936年生まれ、貧しい農家の4人きょうだいの末っ子として生まれ、高校卒業後ペットショップに勤務、そこで証券会社勤務のお客さまと出会ったことから19歳で投資を始め、その後、雀荘を経営しつつ株式投資に打ち込み、転換社債の投資を機に専業投資家になって、バブル崩壊、リーマンショックを乗り越えて18億円の資産を築いた87歳現役デイトレーダーの藤本茂さんが書いた、こちらの書籍です。
藤本茂『87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え資産18億円を築いた「投資術」 』(ダイヤモンド社)
この本は、87歳の現役デイトレーダーが自分のすべてを公開している本です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.19歳で投資を始めて68年
2.80銘柄を月6億円トレード
3.シゲル流「1:2:6」のルール
4.下がったら買う、上がったら売る
5.デイトレードは究極の「脳トレ」
この本の冒頭で著者は、「投資は本当に奥が深く、おもしろいです。しかも、自分がやってみたいと思うなら、年齢は関係ありません。」と述べています。
本書の前半では、「19歳で投資を始めて68年」ついて、以下のポイントを説明しています。
◆ 投資を続けていくためには、過去にこだわらないことも秘訣
◆ 転換社債にはまって、専業投資家に
◆ 資産10億円がバブル崩壊で2億円に急減
◆ 66歳で初めてパソコンを買ってネット取引開始
◆「これがしたい」と思ったらすぐに行動する
◆「時代を読む力」が大事
この本の中盤では、「80銘柄を月6億円トレード」および「シゲル流『1:2:6』のルール」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ デイトレード4つの魅力:①自分の腕を試せる、②長期投資より利益を得られる、③中・長期投資のリスクを避けられる、④相場の動向に左右されない
◆ 勝負は午前2時に幕開け、早朝の米国の動きをチェック
◆ 朝4時に日経新聞をチェック
◆ 朝の散歩の後、8時から「寄り付き前の参考気配値」で今日の勝負の当たりを
◆ 1番の勝負は午前9時台、パソコン3台・モニター3台で取引
◆「増収・増益・増配」銘柄に注目
◆ 株の売買は「1:2:6」のルール
◆ ビジネスモデルを理解して買う
◆ 中小型株こそ主戦場
◆「テクニカル分析」を重視する
◆ 漁師は潮を見る、個人投資家はチャートを見よ
◆ 毎朝の散歩で投資のヒントを得る
◆ 株の入り口は難しくない
本書の後半では、「下がったら買う、上がったら売る」および「デイトレードは究極の脳トレ」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 株価を動かすのは「材料」ではなく、「材料に人々がどう反応するか」
◆ 自分の頭で考え、ほかの投資家心理を読むことが株で勝つために不可欠
◆ トータルで勝つには、日々の経験と思考を積み重ねること
◆ ナンピンは怖くない
◆ 個人投資家は、①休める、②小回りが利く、③自由がある
◆「なぜ勝てたのか」「なぜ負けたのかを」を考えることが生き残るコツ
◆ 株で勝つための「心技体」は、心:冷静、技:ここだという時の売買技術、体:健康な身体と資金面の体力
◆ 頭を使い続けることが重要
◆ いい会社の株を買う、株取引を楽しむ、人生を楽しむ
この本の締めくくりとして著者は、「私が株を引退するのは、死ぬときだと決めています。”生涯現役” の投資家なのです。」と述べています。
あなたも本書を読んで、87歳の現役デイトレーダーの資産18億円を築いた「投資術」を学び、生涯現役で投資をしていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3309日目】