書評ブログ

『21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書』

「店舗型ビジネスの社会的地位を高めたい」という基本理念のもと、「のれん分け制度を活用して、” 会社の発展 ” と ” 社員の自己実現 ” を両立させる方法」をまとめた本があります。

 

 

本日紹介するのは、新卒で大手外食フランチャイズチェーンに入社し、20代でスーパーバイザーに任命されるなどの経験を活かし、現在は店舗ビジネス専門コンサルタント、株式会社常進パートナーズ代表取締役高木悠さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

高木悠『21世紀型「のれん分け」ビジネスの教科書』(自由国民社)

 

 

この本は、次のような想いを抱えている経営者のために書かれました。

 

◆ いまよりも、もっと多店舗化を進めたい!

◆ 社員の自己実現を応援したい!

◆ 会社と社員のWinーWinの関係を実現したい!

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

1.「21世紀ののれん分け」でビジネス拡大のチャンス!

2.「ポストコロナ」の時代こそ、のれん分けの強さが活きる!

3.のれん分けに向いている会社、のれん分けに向いている社員

4.未経験者でも「将来の独立候補者」に育て上げるシステムづくり

5.いざ独立!本部のサポートはときに手厚く、ときに素っ気なく

6.全体マニュアル、契約書、ロイヤリティなどの決め方・考え方

7.独立者の「暴徒」を防ぎつつ、パートナーシップを維持するには

 

 

この本の冒頭で著者は、これまで著者が20年以上店舗ビジネスに関わり、500社以上の企業支援をしてきた「5つの視点」を以下の通り紹介・説明しています。

 

◆ 経営計画の策定&共有

◆ 評価システムの整備

◆ キャリアパスの整備

◆ 教育システムの整備

◆ フランチャイズシステムの構築

 

 

そうして中で、➀店舗ビジネスびおけるキャリアパスの限界、②フランチャイズシステムの限界、という2つの克服すべき課題があることに気付いた、と著者は言います。

 

 

本書の前半では、「21世紀型のれん分け」および「ポストコロナの時代におけるのれん分けの強み」について解説しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆ できる社員こそ引き留めず、のれん分けで独立を支援

◆ のれん分けは、社員のキャリア開発の選択肢の一つ

◆ のれん分けは、多店舗展開への対応

◆ のれん分けは、フランチャイズの欠点を補うWin-Winの関係

 

◆ のれん分けは、固定費を最小限に抑制した「身軽経営」ができる

◆ のれん分けは、独立者の資本を活用して本部の資金負担を圧縮できる

◆ 覚悟を決めた経営者集団ができる

◆ 国や自治体の支援制度を最大限活用できる

◆ 本業とは違う新規事業を、ローリスクで立ち上げられる

 

 

この本の中盤で著者は、「のれん分けに向いている会社・社員」および「未経験者でも独立候補者に育て上げるシステム」について、以下のポイントを説明しています。

 

◆ 店舗投資のコストが低く、独立しやすい

◆ 少人数で運営が可能な店舗

◆ 独立に必要な技術やノウハウを3年以内に習得できる

◆「勝利の方程式」が明確になっている

◆ オペレーションと経営は別

 

◆ 各社員が「目指すキャリア」を考える場を提供

◆ のれん分け制度説明会を開催

◆ 独立に向けた教育と動機付け

◆ 独立への決断を迫る

◆「本部の理念や経営方針」を社員が理解する仕組み

 

 

本書の後半では、「独立のサポート」および「全体マニュアル、契約書、ロイヤリティなどの決め方・考え方」について具体的に紹介・説明しています。主なポイントは次の通りです。

 

◆ 独立者の裁量に任せられることを整理・ルール化・文章化

◆ 独立者に覚悟を決めさせるために資金を出させる

◆ 独立者の希望に合う複数の出店スタイルを

◆ 未経験の業務はサポートするが、スタッフの採用・引き継ぎは独立者にやらせる

 

◆ のれん分け制度の必要な3要素は、➀ルールの整理と具体化、②本部のサポート内容と受け取る対価の決定、③本部と独立者双方の権利と義務の整理と文章化

◆ 成功の再現性を担保し、ブランド価値を守る

◆ 全体マニュアルにより、➀商品・サービスの均一化、②人材育成速度のアップ、③理想的な業務の進め方が明確化

◆ マニュアルは「本部がサービスを提供した証拠」になる

◆ 加盟金とロイヤリティは、➀本部視点、②独立者視点、③競合視点から考える

◆ 契約書でノウハウと顧客基盤の流出を防ぐ

 

 

この本の最後で著者は、独立者の「暴徒」を防ぎつつ、パートナーシップを維持するコツについて、次の通り述べています。

 

◆ 収益状況は常に把握

◆ こまめな「経営指導」を欠かさない

◆ 定期的に店長会議でコミュニケーションを

◆ モチベーション維持のため、複数店舗オーナーへの道を用意

 

 

本書は、現代において、のれん分け制度で会社と社員のWin-Winの関係性を実現するための基本となる考え方が分かりやすく説明されていて、多店舗展開を成功させるためのノウハウが凝縮されていてお薦めです。

 

 

あなたもこの本を読んで、21世紀型のれん分けビジネスにチャレンジしてみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2571日目】