書評ブログ

『1割の「できる人」が大切にしている仕事の「基本」』

「1割のできる人は、仕事の本質的なことを自身の “ 基本 ” としている」と提唱している本があります。

 

 

本日紹介するのは、モノづくりのプロセス設計と現場指導、品質管理、原価管理等を通じ、仕事の進め方や人材育成の基本を学び、現在は一部上場企業の人事部門で活躍する中尾ゆうすけさんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

中尾ゆうすけ『1割の「できる人」が大切にしている仕事の「基本」』(ぱる出版)

 

 

この本は、最短で「できる10%」になる41の原則を紹介し、「入社3年目までの教科書」とも言える、仕事の「基本」を分かりやすく解説してくれる書です。

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.「常識」を打破するために「常識」に縛られる

 

2.「自分の頭で考えて行動できる人」になるために

 

3.能力以前に大切な仕事への「姿勢」

 

4.なぜ、「仕事はコミュニケーション」といわれるのか

 

5.「できる人」への最短経路

 

 

本書の冒頭で著者は、「仕事ができるようになれば、つらい思いも減っていきます。」と述べていて、「まずは、10%の “ できる人 ” を目指しましょう。」と呼び掛けています。

 

 

それは、仕事ができないのに、仕事を楽しむことは難しいからです。そして、できる10%になるための原則を全部で41紹介しています。

 

 

本書で提示している「41の原則」の中で、とくに私が共感するものを以下に挙げておきます。

 

 

◆ 「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」の範囲を広げる

 

◆ 権利の先出しは自分の首を絞める

 

◆ プライドは何の役にも立たない

 

◆ 専門性を深めてから仕事の幅を広げる

 

◆ 逆境で人が成長するのは本当の話

 

 

◆ 他人に判断を委ねると振り回されるだけ

 

◆ 「アウェイ」で勝負せず「ホーム」で勝負せよ

 

◆ 「原因」を自分に求めれば未来は変えられる

 

◆ 今のやり方を疑える人だけがよりよい方法を見つける

 

◆ ネガティブな人に仕事は来ない

 

 

◆ 「付加価値」がない仕事は仕事ではない

 

◆ 自分が色眼鏡をかけているとまず知る

 

◆ 「ありがとう」の力をなめてはいけない

 

◆ 答えの出ない問題に時間はかけない

 

◆ “ 無事これ名馬 ” は仕事にもあてはまる

 

 

 

また本書には、途中にQ&A方式のコラムが、以下の4テーマで掲載されていて、若手会社員の悩みに答えてくれます。

 

1.仕事のやり方に悩んでいます

2.将来が不安です

3.勉強法を教えてください

4.人間関係に悩んでいます

 

 

これらの若手会社員の悩みについては、私、大杉潤のデビュー作『入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました』(キノブックス)においても、Q&A方式にて、37の悩みについて、ビジネス書を引用・解説しながら答えていますので、併せて読まれることをお薦めします。

 

 

私のデビュー作と同様に、本書は小手先のテクニック論ではなく、あなたの価値観や考え方に直接働きかけられるように書かれています。

 

 

ともに「入社3年目までの教科書」として併読すると、あらゆる悩みの解決に大きな効果を発揮することでしょう。

 

 

あなたも本書を読んで、10%のできる人になる仕事の「基本」を身につけていきませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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