書評ブログ

長坂靖子『日常ウォーキングで楽やせ&免疫力アップ』(学研パブリッシング)

長坂靖子氏は、1985年にミス日本を受賞後、モデル活動を開始し、1989年にはミス・インターナショナル&ミスワールドの東日本代表として本選に出場した。

 

結婚、出産後は、ウォーキング・インストラクターの資格を取得し、現在は「トータル・ビューティー」をプロデュースする様々な活動をしている。本書は、ウォーキングを通じて、免疫力を高め、結果として健康な体を作る手法をまとめたものだ。

 

写真やイラストをふんだんに使用し、読みやすく、分かりやすい解説が続く。最初に、「免疫力」とは何かという説明がなされ、自然治癒力のメカニズムがよく理解できる。

 

免疫力のチェック法やウォーキングによって、どのように免疫力を高めていくのかという解説は興味深い。日常のウォーキングを楽しく続けていくことがポイントになる。

 

続いて、ウォーキングの基本姿勢、正しい歩き方、呼吸法など基本的な知識が整理されていて有難い。ウエスト・シェイプアップなど、スリムになる歩き方も伝授される。

 

後半は、ウォーキングしやすい体作り、ということで、ストレッチやフットケアのやり方が写真やイラストを交えて述べられ、とても参考になる。すぐに採り入れられる方法ばかりだ。足のトラブルについての対処法も書いてあって親切だ。

 

最後に、ウォーキングに必要な基本アイテムということで、シューズやウェアなどの紹介がある。ウォーキングの計画表やメニューの事例があって締めくくりとなるが、全体的に写真、図表、イラストなどビジュアル面の配慮が素晴らしい。

 

健康づくりに関心の高まる中高年世代の方々はもちろん、若いビジネスマンや主婦の人たちにも薦めたい一冊だ。