書評ブログ

ホームページ制作に失敗する会社がなぜ多いのか?

私は今、念願のホームページ制作に取り掛かっています。ブログを始めた時は、一番分かりやすい入門書を見つけて、手探りでWord Pressにてブログを立ち上げました。

 

簡単に始められるアメブロなどの無料ブログ・サービスを使わなかったのは、独自ドメインを取って、自分専用のレンタルサーバーを確保して、将来の本格的なホームページに備えたかったからです。

 

ところが、2013年9月29日からブログを毎日書き始めて、今日で462日連続で更新していますが、ブログ・サイトへのアクセスは殆どありません。

 

理由はいくつかあって、まず第1に「書評」ブログという堅い形式を取ったこと、第2に発信よりも読んだに書籍の内容を記録残すという色彩が強かったこと、第3にSEO対策を一切していないこと、そして第4に中国人と思われるスパム・コメントが殺到し、コメント機能を大幅に縮小したこと、などです。

 

ただ、信頼できるパートナーに巡り合ったことで、ホームページ制作をプロに依頼して、これまで書いてきたブログと合体させる作業に今、取り組んでいます。

そこで、本日紹介をしたいのは、こちらの本です。

 

平井周平 『なぜ9割の会社のホームページは失敗しているのか?』 (総合法令出版)

 

平井周平さんは、1976年愛知県生まれで、システムエンジニアとしてIBM関連IT企業に入社して、大手企業の業務系システムの開発に従事しました。

 

その後、ウェブ制作会社にてウェブコンサルタントとして実務経験を積んで独立、IT技術を中心とした営業・業務支援コンサルティングおよびシステム開発など、幅広い知識を活かしたサービスで定評があります。

 

最近の活動の中で、平井さんはウェブの制作よりも運用面でのサポートが望まれていることを痛感して、運用面を中心に組み上げたプランを提案しています。

 

この本の中では、中小企業のホームページが失敗してしまう理由として以下のことを挙げています。

 

1.ホームページのデザインや「見た目の綺麗さ」のみを重視してしまう
2.自社の事業内容や業界事情に詳しくないウェブ制作会社に「サイトのページ構成」を丸投げしてしまう
3.大企業向けに発信された「ウェブサイトの運用方法」をそのまま採り入れてしまう
4.ターゲットを絞り込めずに1つのページで多くの人を集客しようとしてしまう
5.ホームページをまず公開して反応を見ながら改善していくという大切な作業にフォーカスしていない

 

やはり、「ホームページありき」の姿勢では上手くいかない、ということでしょう。あくまでもビジネスの土台、つまりビジネスモデルの競争優位性を、誰をターゲットに訴えていくのか、ということを明確にすることが大切です。

 

この本によれば、ウェブ制作に関するIT技術は日進月歩で変化も早いため、ウェブの専門知識や技術的な事柄はそれほど重要ではなくて、むしろ専門家にお任せした方が上手くいくようです。

 

その分、私たちは事業のコンセプトがブレないように、ビジネスモデルを磨いたり、新たなコンテンツを制作・改良したりすることが大切だということです。

 

今まで試行錯誤して考えてきたことが再確認できたという意味で、この本はとても役に立ちました。ホームページの制作およびウェブによる集客を考えている皆さんには、この本はお薦めです。

 

それでは今日もハッピーな1日を。