書評ブログ

「本屋が好き」という特集

本屋が好きな人は読書好きです。そんな読書好きな方がどんな本屋を贔屓にして通い詰めているかを特集した「読書好きには堪らない雑誌」があります。そこで今日はこちらの雑誌を紹介します。

 

『& Premium 3(アンド・プレミアム) 本屋が好き』(マガジンハウス)

 

この雑誌は「読書も好きだけど物としての本も好き。本も好きだけど本屋という場所も好き。」というために特集されたものです。目的の本がなくても、時間があるとふらっと立ち寄ってしまう人は少なくないと思います。私もその一人です。

 

書籍や雑誌がずらりと並ぶ棚や平台を見ているだけでも、いろんな情報に触れられるし、タイトルを読んだり書籍の装丁や雑誌の表紙を眺めたりすること自体がエンターテイメントだったりするのではないでしょうか。

 

そして気に入った本は買える。分類の仕方や並べ方に個性があったり、関連する雑貨を売っていたり、カフェを併設していたり、トークショーなどのイベントを開催したりする店もあったりで、とにかく本屋で過ごす時間は Better Life に欠かせません。

 

たいがいの本屋が「いらっしゃいませ」も、尋ねなければ「これお薦めですよ」も言わずに放っておいてくれるのは、ふらっと立ち寄ってもいい、ということでしょう。だから皆、本屋が好きなのです。

 

この雑誌は「本屋が好き」というテーマで、以下の構成で特集記事が編集されています。

 

1.共感を生む本屋「かもめ ブックス」(東京・神楽坂)
2.好きを繋げた本屋「リーダンディート」(広島・本川町)
3.いい本と出合う本屋「クラリス ブックス」(東京・下北沢)
4.居場所になる本屋「チャンネル ブックス」(長野・南県町)
5.雑誌まで創刊する書店「東京天狼院」(東京・雑司ヶ谷)

 

6.クリエーターが5坪の空間で繋がる「サニーボーイ ブックス」(東京・学芸大学)
7.本好きな友人の家「ブック アパート」(神奈川・大倉山)
8.地球儀の中を歩くような書棚「遊歴書房」(長野・善光寺門前)
9.インディペンデント精神を育む「C7Cギャラリー アンド ショップ」(名古屋・千種)
10.静かな城下町から繋がり広がっていく「とほん」(奈良・大和郡山)

 

11.路地裏の町家「マヤルカ書店」(京都・西陣)
12.出版社が提案する本と出合う畳の間「ミシマ社の本屋さん」(京都・川端丸太町)
13.密やかな気配、本と植物の小部屋「ブラックバード ブックス」(大阪・豊中)
14.正統派の古書店の新しいカタチ「ミル ブックス」(岡山・西之町)
15.ローカルの作家・写真家の作品に注目「ブック マルテ」(香川・高松)
16.城下町文化の残香漂う街のランドマーク「長崎次郎書店」(熊本・新町)

 

この後も有名人が通う「個性的な書店」が10店紹介されている。

 

1.森岡書店(モデル 伽奈)東京・茅場町
2.B&B(作家 よしもとばなな)東京・下北沢
3.山陽堂書店(エッセイスト しまおまお)東京・表参道
4.北書店(SPBS店長 鈴木美波)
5.ブックス&プリンツ(作家・マンガ家 小林エリカ)静岡・浜松

 

6.ユトレヒト(料理人 山本千織)東京・神宮前
7.ブックス ルーエ(ブック」デザイナー 名久井直子)東京・吉祥寺
8.恵文社一乗寺店(女優 本上まなみ)京都・一乗寺
9.オン リーディング(イラストレーターズユニット ストマックエイク)名古屋・栗山公園
10.往来堂書店(青山ブックセンター本店書店員 佐々木貴江)東京・千駄木

 

そのほかのも個性的な書店を紹介する人々の記載が続いている。さらに海外では、台北の書店も紹介されています。これらの書店はいずれもオーナーや店主の本に対する拘りのコンセプトが店づくりに反映され「個性」を放っています。

 

私自身も本屋が大好きで、時間があれば買う目的の本が無くても、つい立ち寄って本を眺めてしまいます。立ち寄ると何故か欲しい本が目に入ってきて、不思議と買ってしまう書店というのがあります。

 

思いがけない本との出合いがあるのが書店に入る醍醐味です。皆さんもこの雑誌特集を参考にして、ぜひお気に入りの書店を見つけてみませんか。

 

では、今日もハッピーな1日を!