ドキュメンタリー『定年前起業への道-57歳からの挑戦!』の第103回は、「コア事業の考え方」<その8>です。
メイン商品の「講座」について、大きく次の「二つの方向」で迷っているので、これまでも人生の転機になると相談してきた「最も信頼する友人」のひとりに、和食系ディナーを一緒にとりながら相談してきました。
《 ビジネスの根幹に関わる「二つの方向」の選択 》
「二つの方向」とは、以下の二つで、ビジネスの根幹に関わる重要な選択です。
1.「超高齢社会」における定年後の輝く人生設計をメイン・コンセプトにして、「定年前起業」を提唱
2.「ハワイでの体験」を前面に押し出して、「ビジネス力」をアップさせて「自分が主役の人生」をめざす
当初は、メインになるターゲット顧客をできるだけ絞り込む、という観点から、上記1の方向を考え、ターゲットを「定年退職を控えた50歳代の会社員」としていました。
そして、自分自身が57歳で「定年前起業」を実践する体験も、「講座」のコンテンツとして発信していく計画を立てました。このドキュメンタリー・ブログも、起業する日までの直前の準備を赤裸々に綴って公開することで、少しでも同じ思いでいる会社員の方々に参考にして欲しいと、気持ちを込めて書いています。
その気持ちや思いは、もちろん今も変わらないのですが、起業してビジネスをスタートするに際して、「自分がほんとうにやりたいことは何だろうか」と、改めて自問自答している自分がいます。
私は「ハワイ」が大好きで、これまでの人生で、ハワイで過ごした数十日間が自分の生き方や、家族の進むべき道を切り拓いてくれた、という思いが強く残っています。
私がハワイへ行ったのは新婚旅行が最初で、夫婦ふたりで行ったのが2回、長男が生まれてからは祖父母を含めて5人で行ったのが2回、家族3人が1回、長女が生まれてから家族4人で行ったのが3回、転職の合い間に行った一人旅が3回の計11回です。
その都度、私自身や家族にとって大きな人生の転換期であり、幸せいっぱいだったり、悩みがあったり、迷いがあったり、疲れ切っていたり、いろいろな思いがありました。
それでもハワイは、どんなと時でも、誰に対しても、優しく受け入れて、家族みんなの心と体を癒し、元気にしてくれた、という思い出があります。
そんなハワイで、人生の最終ステージでは仕事をし生活をして過ごしたい、というのが、私がずっと心に持ち続けてきた「夢」です。
そこまで考えたときに、「やっぱりハワイで仕事をしよう!」というのが、今の思いです。つまり、上記の2番目の方向で事業を立ち上げよう、ということです。
そうした思いを持って、「信頼できる友人」のひとりを夕食に誘いました。夕食の途中で切り出した私の質問に、友人はいとも簡単に答えを出してくれました。
「それ、もう3月に相談したときに話したよ。大杉さんは、もっとハワイを前面に出せばいいのに、と。」
確かに、3月25日の手帳のメモには、「ハワイ=強み」と書いてあります。もしかしたら、そこで言われたことも心のどこかに残っていたのでしょうか。
今の私にもう迷いはなくなっています。ビジネスの立ち上げは、ハワイでの「講座」で行きます。これで失敗したら後悔しないだろう、と思うからです。
具体的なプログラムや募集の詳細については、次回以降で公開して行きます。
2015年11月1日の「定年前起業」まで、あと64日です。皆さまの温かい励ましと応援をどうかよろしくお願いいたします。