「収納は科学であり、片づけも科学です。」と述べている本があります。感覚や根性ではなく、“セオリー” を理解すれば、どんな人でも「一生、片づく家」はつくれる。

本日紹介するのは、1982年日本女子大学住居学科卒業後、 清水建設(株)に入社。商業施設、マンション等の設計に携わる。1991年からバンコクに渡り、住宅設計の傍ら「住まいのインテリア講座」を開催、ジムトンプソン・ハウスのボランティアガイドも務める。1998年一級建築士事務所アトリエサラ秋元幾美と共同主宰新築・リフォームの住宅設計からインテリア・収納計画まで、トータルでの住まいづくりを提案している一級建築士キッチンスペシャリスト水越美枝子さんが書いた、こちらの書籍です。

水越美枝子『一生、片づく家になる!』(エクスナレッジ)

「収納スペースが足りない」「片づけてもすぐリバウンド」「家族が協力してくれない」—そんな悩みに対して、建築のプロが “構造” から解決策を示します。

本書は、以下の4部構成から成っています。

CHAPTER1 今度こそ家が片づく!10の法則

CHAPTER2 物を減らさずに、収納スペースを増やす

CHAPTER3 暮らしが快適になる部屋ごとの収納

CHAPTER4 美しく住まうための収納

 

本書の前半では、「片づく家」には明確な法則があることが示されます。とくに印象的なのは、「人は面倒だと続かない」という前提に立った設計思想。片づけを頑張るのではなく、“自然と片づく仕組み” をつくるのです。主なポイントは以下の通りです。

◆ 収納は “量” より “配置”

◆ 動線を科学的に設計する

◆ 使う場所の近くにしまう

◆ ワンアクション収納

◆ 家族全員が参加できる仕組み

 

この本の中盤では、「物を減らさなくても整う」という視点が提示されます。片づけ=断捨離、という単純な発想ではありません。建築的アプローチ「収納容量」を再定義します。主なポイントは次の通り。

◆ デッドスペースの活用

◆ 縦空間の有効利用

◆ 家具配置の再設計

◆ 見せる収納と隠す収納

◆ 収納計画は設計段階から

 

本書の後半では、部屋ごとの具体策が紹介されます。家は “心の状態” を映す鏡でもあります。整った空間は、思考も整える。

◆ キッチンの効率動線

◆ 玄関の散らかり対策

◆ リビングの共有収納

◆ 寝室とクローゼット設計

◆ 美しさを保つ視覚コントロール

 

私自身、仕事柄、日々の生産性を重視していますが、住環境がパフォーマンスに直結することを改めて感じました。「片づけ」は性格の問題ではない。「片づく家」は設計の問題。

リフォームを考えている方はもちろん、今の住まいを見直したい方にもおすすめの一冊です。

仕事の生産性向上やライフデザインについては、YouTubeチャンネル「大杉潤のYouTubeビジネススクール」でも発信しています。ぜひチャンネル登録をしてご覧ください。

では、今日もハッピーな1日を!【4019日目】