「4000本のヒットの裏には、8000回の悔しい思いがある」――そんな言葉に代表されるように、逆境を力に変えてきたイチロー選手の軌跡を辿る名言集があります。
本日ご紹介するのは、1956年広島県生まれ、慶應義塾大学卒業後、業界紙記者などを経てフリージャーナリストとして独立し、トヨタ式の研究や世界の成功者をテーマに幅広く著述活動を行う経済・経営ジャーナリスト、桑原晃弥さんがまとめた、こちらの書籍です。
桑原晃弥『逆境を打ち破る イチローの名言』(ぱる出版)
この本は、2025年にアジア人初の米野球殿堂入りを果たしたイチローの「言葉」に焦点を当て、彼の信念や努力、逆境との向き合い方を凝縮して紹介した一冊です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.失敗や挫折を乗り越えてこそ成長できる
2.大きな夢の描き方と叶え方
3.努力にはやり方がある
4.モチベーションの高め方・プレッシャーとの付き合い方
5.プロとしての矜持、野球人としてのあり方
6.常に万全の準備を心がけてこそ
この本の冒頭では、イチローが「どれほど多くの悔しさを経験し、いかに真摯に野球に向き合ってきたか」を、印象的な言葉で紹介しています。
本書の前半では、第1部~第2部を通じて、「夢と挫折をどう乗り越えるか」という人生の根本を問う名言が綴られています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 「8000回以上の悔しさ」が、4000本のヒットを生んだという事実
◆ 成長には「3年」という時間が必要であるという信念
◆ 小学生時代からプロを目指し、陰で笑われても信じ続けた夢
◆ 挫折や嫌味を原動力に変え、メジャー記録に挑んだ決意
◆ 夢を語る勇気と、それを実現するための執念
この本の中盤・第3部~第4部では、「努力と自己管理」「プレッシャーとの向き合い方」について、イチローの言葉が実践的に語られます。主なポイントは次の通りです。
◆ 常識にとらわれず、自分で“正解”を探し続けた姿勢
◆ 技術と準備に一切の妥協をしないプロ意識
◆ モチベーションを支えるのは、「目標」より「準備」
◆ プレッシャーは結果によって大きくなるものであるという冷静な分析
◆ 相手の“ベスト”を待つという姿勢から生まれる自信
本書の後半の第5部~第6部では、「プロフェッショナルとしての生き方」「徹底した準備と道具へのこだわり」など、イチローの美学とも言える姿勢が紹介されています。主なポイントは以下の通りです。
◆ チームの勝利よりもまず“自分のベスト”を尽くすというプロ観
◆ 日本とメジャーの架け橋となるべく、背負った責任
◆ 日常の小さな積み重ねが、非凡な結果を生むという信念
◆ 仰木監督との出会いが、イチローをカタカナの「Ichiro」に変えた
◆ 「意識していないことはできない」という反復の大切さ
本書の締めくくりとして著者は、イチローの名言を「人生の逆境を打ち破る支え」として読むことの価値を語っています。
あなたも本書を手に取り、イチローの言葉を通じて「逆境を乗り越える勇気」や「夢を貫く力強さ」と向き合ってみませんか?
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では、今日もハッピーな1日を!【3762日目】