「なぜ、トヨタのトップ営業マンは『目標』を必ず達成できたのか?」――その秘密を明かす一冊があります。
本日紹介するのは、1958年東京生まれ、1977年にトヨタ自動車直営販売店のトヨタ東京カローラ株式会社に入社して新人賞を獲得、「やるからには常にトップを目指す」という信念から、トヨタ自動車年間優秀セールスマン賞を3年連続受賞、営業マンの憧れである累計販売台数1000台のトヨタ自動車特別表彰を受賞し、金バッチセールスマンとなる。その後、年間優秀マネージャー賞3回受賞、年間優秀店長賞6回受賞など、多大な成績を残した伝説のディーラー、須賀正則さんが著したこちらの書籍です。
須賀正則『トヨタの伝説のディーラーが教える 絶対に目標達成するリーダーの仕事』(ダイヤモンド社)
この本は、「達成できて当たり前の目標」を掲げ、営業現場で必ず結果を出し続けてきた著者が、リーダーに必要なマインドセットと行動原則を明らかにする本です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.なぜ寄せ集めの集団がトヨタ史上最高となる48か月連続で販売目標を達成できたのか?
2.「個」はいらない、「和」を重んじるリーダーの考え方
3.目標は私たちのプライドであり、目標達成は生き甲斐である
4.チーム全員を主役にするリーダーシップ
5.脅しや不安ではない危機感が人を育てる
6.グチや文句、不満を言えるコミュニケーションが組織を強くする
この本の冒頭で著者は、「目標を達成し続けることは困難なことではありますが、大きな喜びでもあります。」と述べています。
本書の前半では、「なぜ寄せ集めの集団がトヨタ史上最高となる48か月連続で販売目標を達成できたのか?」および「個はいらない、和を重んじるリーダーの考え方」について、以下のポイントで解説されています。
◆ 「人を動かす」ことがリーダーの最大の役割
◆ 目標は100%達成してこそ意味がある
◆ リーダーの言葉ひとつで、部下の意識と行動は変わる
◆ 「言ったことをやる」「言わなかったことはやらない」という明確なマネジメント
この本の中盤では、「目標は私たちのプライドであり、目標達成は生き甲斐である」および「チーム全員を主役にするリーダーシップ」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 部下が前向きに動き出すための環境づくり
◆ 毎朝5分のロープレがチームを変える
◆ 「見える化」によって数字への意識が高まる
◆ 営業プロセスを科学し、誰でも結果を出せるようにする
本書の後半では、「脅しや不安ではない危機感が人を育てる」および「グチや文句、不満を言えるコミュニケーションが組織を強くする」について説明しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 部下の強みを見つけ、承認するコミュニケーション
◆ 挫折や失敗を成長のきっかけにするマネジメント
◆ 現場主義を貫く姿勢が、組織の信頼と実績をつくる
◆ 「人の力を信じる」ことがリーダーの使命
この本の締めくくりとして著者は、「組織とは人の集まりであり、組織目標はその組織のメンバー全員で達成するものである」「決して個の力で達成できるものではない」と語っています。
あなたも本書を読んで、トヨタ流・伝説の営業リーダーが実践してきた「絶対に目標を達成するリーダー仕事」を学び、自らのチームを成長と成果へ導いてみませんか?
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では、今日もハッピーな1日を!【3741日目】