書評ブログ

『琉球アスティーダの奇跡』

沖縄の卓球チーム「琉球アスティーダ」創設3年で日本一になり、プロスポーツ日本初の上場を成し遂げたストーリーを描いた本があります。

 

 

本日紹介するのは、新聞配達で学費を捻出して明治大学に進学し、在学中から学生起業家として活動、元首相の秘書を経て、日本最大級の経営者交流会を主宰、2018年2月、沖縄から卓球のプロリーグであるTリーグに参戦する「琉球アスティーダ」卓球スクール飲食店等を運営する琉球アスティーダスポーツクラブ代表取締役早川周作さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

早川周作『琉球アスティーダの奇跡』(毎日新聞出版)

 

 

この本は、生きている過程で得た強い「志」を持った著者が、沖縄と出会い、卓球と出会い、プロスポーツの世界を変えていくことを決意し、奮闘する軌跡を語った書です。

 

 

本書は以下の8部構成から成っています。

 

1.はじめに

2.早川周作の「志」ができるまで

3.会社設立~Tリーグ開幕

4.業界の常識を打ち破る

 

5.スポーツビジネスにお金が循環する

6.優勝、そして、株式上場

7.未来へ

8.生きるということ

 

 

この本の冒頭で著者は、卓球との出会いについて紹介しています。そして、「弱いものが強くなれる」「志があるところには、必ず道が拓ける」と述べています。

 

 

本書の前半では、「早川周作の「志」ができるまで」および会社設立~Tリーグ開幕」について、次のポイントを説明しています。

 

◆ 地元の人間を見返したいというエネルギー

◆ 法律家になりたい思いと六法全書が運んだ縁

◆ 政治の道と羽田孜元首相の秘書

◆ 衆議院選挙に出馬

 

◆ Tリーグは「世界ナンバーワンの卓球リーグを実現する」という理念

◆ プロスポーツにはお金が集まらない

◆ ガバナンス(統治)がない

◆ ディスクロージャー(情報公開)がされていない

◆ 上場会社が1社もない

 

 

この本の中盤では、「業界の常識を打ち破る」およびスポーツビジネスにお金が循環する」をテーマとして考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆ 逆風の中で闘う

◆「結果を出してみる」という闘い方

◆ 強い選手がいるだけでは勝てない、マネジメントが大切

◆ 選手を徹底的に信頼する早川流チームビルディング

 

◆ 1回のプレゼンが勝負

◆ 投資家が見ている3つのポイント(①社会貢献性、②志の継続、③事業の継続)

◆ 仕組みづくりの重要性

◆ スポンサー営業とメディア戦略

 

 

本書の後半では、「優勝、そして、株式上場」および未来へ」と題して、以下のポイントを説明しています。

 

◆ 沖縄から世界へ

◆ 株式上場への壁

◆ 上場とは、選ばれし経営者になること

◆ TPM(東京プロマーケット)へ上場

 

◆ 新しいことへ挑戦し続ける

◆ ブロックチェーン技術ヲ利用した「クラブトークン」発行

◆ 国内プロスポーツ初の社債発行

◆ 次世代アリーナ建設

 

 

この本の締めくくりとして著者は、「生きるということ」について、次のポイントを提示しています。

 

◆ 家族と過ごす時間

◆ 志を叶える人生を生きる

◆ 幸せのかたちは「学ぶこと」

 

 

さらに巻末には、「琉球アスティーダ IDENTITY」として、次の項目が掲載されています。

 

◆ SLOGAN

◆ MISSION

◆ VISION

◆ VALUE

◆ SPIRIT

 

 

あなたも本書を読んで、創設3年で日本一になり、同時にプロスポーツ日本初の上場を成し遂げた「琉球アスティーダの奇跡」を知り、志に生きてみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【2652日目】