「これからは、一人でも食べていける人材にならないと生き残っていけません!」と述べて、これからのサバイバル時代を生き抜く(勝ち抜く)ためのテクニックを伝えてくれる本があります。
本日紹介するのは、平日は建設会社役員、その他の時間を税理士、大学講師、時間管理コンサルタント、セミナー講師、ビジネス書著者と5つの副業をするスーパーサラリーマンの石川和男さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
石川和男『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになる!』(明日香出版社)
この本は、AI時代の突入で、現在の仕事の9割がなくなる中で、社会で生き残るためには、勉強し続け、個人の能力を上げ、オンリーワンの自分になるための専門性を持たなければならず、どうやったらそうした能力が身につくのかというポイントを紹介している書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.これから求められる人材とは
2.目標を決めて実現を目指す
3.ネガティブ思考から脱却する
4.「勉強」が道をひらく
5.いざというときに頼りになるのが「人脈」
6.「時間がない」を言い訳にしない
7.行動すれば実現する!
この本の冒頭で著者は、月曜日から金曜日の朝8時30分から夕方5時まで勤務する「建設会社の仕事」(=役員)のほかに、以下の「5つの副業」をどのように同時進行しているのかを紹介しています。
◆ セミナー講師(会社の事業の一環として請負い、時間管理やAI関連の講演)
◆ 大学講師(火曜日と金曜日の夜に非常勤講師として登壇)
◆ 時間管理コンサルタント(対面またはオンラインで夕方5時以降に対応)
◆ 税理士(パートナー税理士と分業、話を聴く仕事に特化)
◆ 著書の執筆(出社前の早朝ゴールデンタイムを活用)
こうした著者の経験を踏まえて、本書ではこれからのサバイバル時代を生き抜く(勝ち抜く)ための、テクニックを伝えています。
本書の前半では、「これから求められる人材」に加え、「目標を目指すこと」および、「ネガティブ思考からの脱却」について説明しています。主なポイントは以下の通り。
◆ AI時代に不要な仕事は、①データ記憶能力、②24時間営業の持久力、③最適化推測能力
◆ AI時代に残る仕事は、①リーダーシップ、②プロフェッショナル、③クリエイティブ
◆ 小規模経営者、フリーランス、個人事業者が増える
◆ すべての社員に、「創造の仕事」が望まれている
◆「企画力」は、AIに勝つ武器、クリエイティブ脳を鍛える
◆「いちばんなこと」✕「得意なこと」=「あなただけのオリジナルの価値」
◆ 目的につながる目標を
◆ 潜在能力を引き出す「期限」と「負荷」
◆ 今を最高にすれば、過去を変えられる
◆ 周りに「やりたいこと」を言いふらす、カラーバス効果を利用する
◆ 夢の実電は、書き出すことで9割決まる!
◆ ピンチは名を残す仕事へのチャンス!
◆「小さな成功体験」で勝ち癖をつける
◆「そうくるか」と言って、いったん受け入れる
この本の中盤では、「勉強」が道をひらくこと、および、頼りになる「人脈」について考察しています。著者が挙げる主なポイントは次の通りです。
◆ 独立、転職、再就職のすべてに必要な勉強は「会計の知識」
◆ 本を読んだらノートにメモを書く
◆ 優先順位があなたを加速させる、やるべきことを書いて「見える化」
◆ PDCAを最速で回す
◆「与える人」が与えられる
◆ ステージを上げるには、いい仲間と一緒にいること
◆ 約束は命がけで守る
◆「人の話を聞け、口論は無益」
◆ SNS(ツイッター、クラブハウス、フェイスブック)やオンラインサロンを活用
本書の後半で著者は、「時間がない」を言い訳にしないこと、および、「行動すれば実現する」ことについて、以下の秘訣を提示しています。
◆ 早起きでゴールデンタイムを活用
◆ 費用対効果で発想し、スペシャリストになる
◆ 無駄な習慣をやめると、出費が減り、時間が増える
◆ 人に任せる、自分の分身を作ることで、1日24時間を無限に増やす
◆ 計画は2割ダウンで作成し、毎日の勉強は3割アップを目指す
◆ 行動は5秒で決まる!
◆ とにかく1回だけでもやる
◆ 奇跡は起こるから奇跡と言う
あなたもこの本を読んで、会社に頼らない生き方を身につけ、何が起こるかわからない今の時代に、あなたの価値を最大限に引き上げておきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2542日目】