書評ブログ

『年金請求手続きに行って来ました!』

本日、2021年5月19日(水)は私の63歳の誕生日です。誕生日前日の5月18日(火)夕方4時から、日本年金機構・浦和年金事務所に、年金請求手続きに行って来ました。

 

 

浦和年金事務所は、こちらの建物です。

 

 

 

年金の受給開始は本来、65歳からですが、私たちの年代は60歳受給開始から65歳受給開始へ移行する経過措置として、63歳から老齢厚生年金の比例報酬部分を特別受給という形で受給する権利があります。

 

 

この特別受給は、たとえ繰り下げ受給をしても増額されることはないため、63歳から65歳の2年間は、取り敢えず受給することになります。

 

 

そして65歳の誕生日というタイミングで、改めてそのまま受給するか、繰り下げ受給をするかを選択できるようになります。選択するのは次の2種類の年金です。

 

◆ 老齢基礎年金(老齢国民年金と同額)

◆ 老齢厚生年金(報酬比例で金額が変化)

 

 

今回の年金請求手続きは、正確には「老齢厚生年金の特別受給の裁定請求」と言い、書類を揃えて、日本年金機構(旧・社会保険庁)による受給資格の審査を受けることになります。

 

 

実は、本日の請求に備えて、3月30日に「年金請求手続きに関する窓口相談」を受けていました。この窓口相談で、請求手続き63歳の誕生日前日に受給権が発生して、その日から請求手続きが可能になること、および必要書類を正確に教えてもらいました。

 

 

必要書類は以下の通りです。

 

◆ 年金請求書

◆ 戸籍謄本

◆ 離職票

◆ 本人確認書類(マイナンバーカード)

 

 

 

戸籍謄本は、本籍地の役所(私の場合は東京都新宿区役所)に取りにいかねばならないため要注意です。自治体にもよりますが、新宿区役所の場合は、「年金用」として発行依頼をすれば無料です。

 

 

また意外なのは、「離職票」が必要なこと。私の場合は会社員を卒業した6年前に発行してもらったので、なくさないように注意が必要です。これは、失業保険と年金のダブル受給が不可のため。離職から7年間は失業保険の請求ができるためチェックするのです。

 

 

本人確認書類は、自動車運転免許証も可能ですが、早めにマイナンバーカードを日本年金機構に登録しておくと手続きがスムースです。

 

 

また、年金請求書には、配偶者の基礎年金番号やマイナンバーを記入する欄があります。

 

 

老齢厚生年金の特別受給の請求では、そもそも「受給資格」があるかというチェックに加えて、配偶者のチェックに最も時間を使っています。その理由は「加給年金」の有無を判定するため。

 

 

加給年金とは、私が65歳になって通常の老齢厚生年金を受給(特別受給ではなく通常受給)するタイミングで、配偶者(私の場合は妻)が65歳になるまでの間、年間約39万円が年金に加算される制度です。

 

 

私の場合は、自分が65歳になって以降、2年4カ月間(妻が2年4カ月年下)に限って、私の年金に「加給年金」がプラスされます。

 

 

そのために、年金請求書については配偶者に関する本人確認が徹底して行われます。

 

 

また年金請求書ではもう1点、年金振込口座の指定が必要になります。本人名義の口座情報金融機関によるチェック印が求められます。年金の振込口座はゆうちょ銀行が圧倒的に強く、年金請求の案内通知が来た2月に自宅にダイレクトメールが来たのはゆうちょ銀行だけでした。

 

 

 

ゆうちょ銀行は全国津々浦々に店舗網があり、終の棲家がどこになろうと窓口拠点があるので、受給者としてはゆうちょ銀行が安心・便利で、私もゆうちょ銀行を指定しました。

 

 

今回の請求手続きは約20分でスムースに終了しました。

 

 

最後に、今後の「年金を受け取るまでの一般的な流れ」について説明を受けました。次のような流れになります。

 

1.「年金請求書」の提出(5/18)

2.「年金証書」「年金決定通知書」が自宅に郵送される(1~2カ月後、7月中旬まで)

3.年金の受け取りが開始(通知書の郵送到着から1~2カ月後、8/15または9/15)

 

 

 

さらに、年金の定期の受け取りについては、2月、4月、6月、8月、10月、12月の偶数月の15日(土日祝日の場合は前営業日)2カ月分を受け取ります。

 

 

私の場合は、誕生日の属する月の翌月から受給となり、6月・7月分を8/15または9/15に受け取ります。以後、8月・9月分を10/15受給、10月・11月分を12/15に受給となります。

 

 

意外だったのは、「年金手帳」は手続きに必要ないということ。でも念のため、持っていきました。

 

 

 

あなたも日本年金機構の窓口相談を予め行い、万全の準備絵推してから年金請求に臨むことをお勧めします。

 

 

なお、私 大杉潤の「年金戦略」については、新刊の拙著『定年ひとり起業』(自由国民社)に詳しく記していますので、興味ある方はぜひご覧ください。

 

 

 

2021年3月13日付ブログに掲載した書評は、こちらです。

https://jun-ohsugi.com/column/teinenhitorikigyou/

 

 

63歳の誕生日という「老齢厚生年金の特別受給」が始まるタイミングで、本日、「老後資金の作り方研究会」という Facebook グループを立ち上げます。

 

 

このFacebook グループ(会員限定)は、無料の会員制研究会で、年金、投資、ひとり起業などについて情報交換・意見交換を行う交流会です。

 

 

参加希望の方は、こちらのリンクからグループ入会申請をお願いします。

https://www.facebook.com/groups/1374372536271539

 

 

ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

 

 

では、今日もハッピーな1日を!【2541日目】