夫婦関係は「相手を知り、ちょっとしたコツさえつかめば、うまく機能していく」ことを多くの人に知ってもらうために書かれた本があります。
本日紹介するのは、夫婦問題カウンセラーとして、「夫婦間」「家族間」「男女間」に起こるさまざまな問題に対して、問題解決に向けてのアドバイスや提案などをする相談を、7年間で約7000件も行ってきた高草木陽光さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
高草木陽光『なぜ夫は何もしないのか、なぜ妻は理由もなく怒るのか』(左右社)
この本は、次のような妻にオススメの内容です。
◆ 夫と一緒にいるとイライラする
◆ 夫がしてほしいことをしてくれない
◆ 夫がなかなか話を聞いてくれない
◆ 夫にも家事・育児をしてもらいたい
◆ 夫の借金グセや無駄使いが気になる
◆ 嫁姑問題で夫が助けてくれない
◆ 夫の親の介護のことで悩んでいる
◆ 夫と一緒に生きていく自信がない
また、この本は以下のような夫にオススメの内容です。
◆ 妻がなぜ不機嫌なのかわからない
◆ 妻からの小言が苦痛でしょうがない
◆ 妻が恐いので帰宅したくない
◆ 妻と子どもの教育のことでぶつかる
◆ 妻が実家に帰ってしまった
◆ 妻から「離婚してほしい」と言われた
◆ 「うちは問題ない」と思っている
◆ 老後も妻と一緒に生活したい
本書は以下の6部構成から成っています。
1.夫婦の基礎
2.夫婦の日常
3.家庭・家族
4.夫婦のコミュニケーション
5.夫婦の危機
6.夫婦の過去・未来
この本の中で著者は、夫と妻では、夫婦関係や家庭に求めるものや感覚が違うことを、具体的に事例を挙げて説明しています。
とくにその対比が印象的で、私が共感する指摘やポイントを以下に紹介します。
◆ 夫は家庭に、居場所と居心地を求め、妻は安心と安定を求める
◆ 夫は「必要とされている実感」で幸せを感じ、妻は「愛されている実感」で幸せを感じる
◆ 夫は信頼してほしい、妻は心配してほしい
◆ 夫は自由にお金を使いたい、妻は計画的にお金を使いたい
◆ 夫はハッキリ言ってほしい、妻は本心を読み取ってほしい
◆ 夫はアドバイスを求める、妻は共感を求める
◆ 夫は理屈を説明する、妻は感情をぶつける
◆ 夫は特別なプレゼントが重要だと考える、妻は日々の気遣いが重要だと考える
◆ 夫は仕事ができる妻に嫉妬する、妻は若くてキレイな女性に嫉妬する
◆ 夫は妻とふたりで生きたい、妻は自分だけのために生きたい
本書で伝えてくれることは、①男と女では「感じ方」や「求めていること」が違う、②すべての夫婦問題はコミュニケーション(対話)不足から始まる、③相手を「受け止める」「受け入れる」ことが夫婦円満の基本、④ぶつかり合うのは性格が合わないのではなく「解釈のしかたが違う」から、といった原則です。
また、大切なことは、①相手に伝わる「伝え方」「話し方」をする、②言葉に出して伝える、③いきなり否定しない、④勝ち負けを決めない、⑤共感する、⑥労う、感謝する、ということです。
つまり、「どうとらえるか」で人生が変わってくるので、「相手の立場にたって考える」、それが「思いやり」であり、長持ちする「いい夫婦」を作り上げるポイントだ、と著者は述べています。
あなたも本書を読んで、より良い「夫婦関係」を築いていくヒントにしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を