『バカ論』

2017.11.08 (水)

「相変わらずバカがのさばる世の中だけど、これ以上、黙って見ているのはゴメンだね。」と嘆き、迷惑なバカから笑えるバカ、愛すべきバカまで、バカを肴に芸論や人生論を語り尽くしている本があります。

 

 

本日紹介するのは、漫才コンビ「ツービート」で一世を風靡した後、テレビラジオ映画出版の世界でも活躍する、ビートたけしさんの、こちらの新刊新書です。

 

 

ビートたけし『バカ論』(新潮新書)

 

 

この本は、40年近く前に出して100万部を超えるベストセラーになった、『ツービートのわっ毒ガスだ』(ベストセラーズ)の時に言っていることや考えていることがちっとも変っていない、と気づいた著者が、次のような40年近く前の著書を引用しながら、現在のバカと比較して紹介するところから始まっています。

 

 

◆ 行列をみると、なにかくれるんだろうと思って、なんだかわからなくても、すぐ並ぶバカ

 

◆ 開店〇周年記念謝恩セール・先着〇名まで記念品贈呈というとき、かならずといっていいほど前のほうに並んでいるバカ

 

◆ 景品ほしさに、毎月新聞をとりかえるバカ

 

◆ 出張旅費をごまかして、焼き鳥屋で一杯やるのが楽しみのバカ

 

◆ 聖教新聞と赤旗をいっしょにとっている思想のないバカ

 

 

◆ 火事や事件があると、現場に飛んでいき、あとからきと人に説明しているバカ

 

◆ そして、夕方、家に帰って、TVニュースに自分が映っていないか、あっちこっちチャンネルをまわしてみるバカ

 

◆ 出身地や出身校が同じだと知ると、すぐ友達になろうとするバカ

 

◆ やたらと芸能ニュースに詳しいバカ

 

 

 

「バカはいつの時代もバカ」、というのが著者の結論で、テレビのワイドショーやニュースで、バカな質問を繰り返す芸能レポーターはまさにその典型、ということです。

 

 

 

本書は以下の8部構成から成っています。

 

 

1.バカは死んでも治らない

 

2.バカなことを聞くんじゃない

 

3.バカ言ってんじゃない

 

4.渡る世間はバカばかり

 

 

5.バカがテレビを語っている

 

6.こんなバカが好きなんだ

 

7.たまにはバカな質問に答えようか

 

8.バカな言い訳

 

 

 

この本で著者は、自らが起こした「事件」を含めて、次のような「芸能界を騒がせた人たち」の話題について、独自の視点切り口から鋭く切り込んでいます。

 

 

◆ 「FAIDAY事件」で暴力騒動を起こした後の記者会見

 

◆ 大ダヌキの石原慎太郎元都知事(築地市場の豊洲移転での汚染問題)

 

◆ がんばれベッキー(ベッキー・ゲス・不倫)

 

◆ ショーンKの経歴詐称問題

 

◆ 「働き方改革」が通用しない芸能界

 

◆ 自分を探すバカ、老後を心配するバカ、孤独死を恐れるバカ

 

 

 

さらに本書の中盤以降では、テレビで活躍している、以下の有名タレントについて、著者のたけしとの関わりや、その才能などについて、率直に自分の感想を述べていて、興味深く読めます。

 

 

◆ 爆笑問題の太田光

 

◆ ダウンタウンの松本

 

◆ 脳科学者の茂木健一郎

 

◆ 石坂浩二

 

◆ タモリ

 

 

◆ 所ジョージ

 

◆ 明石家さんま

 

◆ 鶴瓶

 

◆ SMAP

 

◆ 吉本興業

 

 

 

この本の最後で、著者のたけしさんは、宗教「死ぬこと」についても述べていて、結論は、「なるようにしかならない」というもので、要は、ものごとは流れであり、「結果論」だということ。

 

 

つまり、「しょうがねえなあ。」と言って、受け入れるしかない、というものです。それで、今に至る、というわけです。

 

 

 

最後に紹介されている質問と答えも、以下の通り、たけしさんを象徴する応答です。

 

 

「もう一度生まれ変わったら何になりたいですか?」

 

 

バカな質問、としたうえで、「もう一回生まれてきたいわけないだろう。」って答えます。人生なんて一回経験すれば十分なんだ、というわけです。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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