書評ブログ

『50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?』

「50歳以上で投資を始めることは決して遅くはありません。今から始める価値は十分あります。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、大学卒業後、郵政事業庁に入り、ゆうちょとカンポの営業職に従事し5年勤務、その後女性向けのマネー講座を主催するFP事務所に転職、講師として500回以上セミナーに登壇、2015年4月に独立し、金融商品を一切仲介しないFP事務所を設立お金の運用の専門家、一級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、株式会社鬼塚FP事務所代表取締役鬼塚祐一さんが書いた、こちらの書籍です。

 

鬼塚祐一『50歳ですが、いまさらNISA始めてもいいですか?』(フォレスト出版)

 

この本は、投資経験ゼロの50代の方がNISAで効率よく資産を形成する方法を伝えてくれる書です。

 

 

本書は以下の6部構成から成っています。

 

1.50歳からNISAを始めても手遅れではありません!

2.新NISAって何がお得なの?

3.なぜ、「50代以降は投資なんてやめておけ!」と言われるのか?

4.着実に資産が増えていくNISA活用術

5.リスク管理の王道「債券」を制する

6.50歳からのNISAの始め方――実践ステップと投資銘柄

 

この本の冒頭で著者は、「投資をするのに、天才的な数字の才能や、ものすごく難解な知識は一切不要です。」と述べています。

 

 

本書の前半では、「50歳からNISAを始めても手遅れではありません!および「新NISAって何がお得なの?」ついて、以下のポイントを説明しています。

 

◆ 手間暇がかからない投資法で50代で投資を始める

◆ ①分散投資、②長期投資、③リバランスの3つ

◆ 外国株式にも分散投資する

◆ リスクを抑えつつ、平均6%の運用を目指せる

 

◆ 長期投資の効果が出てくるのは最低でも「10年」

◆ 世界の人口が増え続け欲望が尽きない限り、世界経済は成長する

◆ 老後も運用を続けて資産を増やしながら取り崩す「じぶん年金戦略」を

◆ 取り崩す金額を少なくして資産寿命を延ばす

 

 

この本の中盤では、「なぜ、50代以降は投資なんてやめておけ!と言われるのか?」「着実に資産が増えていくNISA活用術」および「リスク管理の王道 債券 を制する」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

 

◆ リーマンショックのような株式大暴落では回復に時間がかかる

◆ 分散投資とじぶん年金戦略による長期運用なら50代以上でも投資する価値あり

◆ 新NISAを活用して、①10年以内で積み立て、②自分年金戦略に移行する2ステップ

◆ 自分の収入や貯蓄に合わせたシミュレーションをして、じぶん年金戦略を

 

◆ リスク管理の王道は「債券投資」

◆ 元本が保証されている債券は、リスクコントロールするのに最適な商品

◆ 株式と債券の両方に投資しれば、大暴落のダメージを軽減できる

◆ 年金積立金を運用するGPIFも株式と債券の分散投資

 

 

本書の後半では、「50歳からのNISAの始め方――実践ステップと投資銘柄について考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆ 50代が始める分散投資のための投資信託は、①購入時手数料がかからないもの

◆ ②インデックスファンド、③信託期間が無期限のもの

◆ 国内株式25、外国株式25、国内債券15、外国債券35

◆ おすすめ銘柄は、「eMAXIS Slim」 一択

◆ NISAの債券型の投資信託は「成長投資枠」でのみ購入可能

 

この本の巻末には、「Q&A集」が掲載されていて、素朴な疑問にシンプルに回答しています。

 

本書の締めくくりとして著者は、「なぜ私は日本人にはもっと金融教育が必要だと考えているのか。それは、金融教育が社会問題の解決につながると信じているからです。」と述べています。

 

 

あなたもこの本を読んで、安心してNISAによる積立投資を始めて、お金の不安を解消していきませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3370目】