「財務省は『スキあらば増税したい！』人たちの集まりで、本心からは財政再建のことなど考えていないーー!?」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1955年東京都生まれ、都立小石川高校（現・都立小石川中等教育学校）を経て、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士（政策研究）、1980年に大蔵省（現・財務省）入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官（経済財政諮問会議特命室）、総務大臣補佐官、内閣参事官（総理補佐官補）等を歴任し、小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍。「霞が関埋蔵金」の公表や「ふるさと納税」「ねんきん定期便」など数々の政策提案・実現をし2008年に退官、現在は、嘉悦大学経営経済学部教授、株式会社政策工房代表取締役会長、登録者126万人を超える（2025年1月現在）Youtuberでもある高橋洋一さんが書いた、こちらの書籍です。
高橋洋一『財務省亡国論』（あさ出版）
この本は、自らの権益を、何が何でも守りたい財務省にとって、「隠し通したいことを白日の下にさらす」とんでもない裏切者の位置づけである著者が、「裏切者」の呼称にふさわしい、根拠を明確にしたゆるぎないロジックで、財務省の真の姿を暴いている書です。
本書は以下の８部構成から成っています。
１．大義名分にゴマかされるな！財務省のエゴとは？
２．財務省の口車に乗らないために知っておきたい経済の基礎知識
３．日本をわざと経済成長させない財務省
４．親玉「財務省」子分「日銀」─その本当の関係とは？
５．「金利」からも見えてくる！ 財務省の大好きな増税は「意味不明」で「愚かな策」
６．何が何でも増税したい！「財務省のウソ」
７．「円安で儲かる」は世界の常識。 でも財務省は動かない
８．「国債がまた増えた！」と騒ぐウラにある財務省の思惑とは
この本の冒頭で著者は、「本書では根拠となる図表やデータをふんだんに盛り込むとともに、”ずぶの素人” でもわかるように（これ以上洗脳されないように！）『世の中を見るフレームワーク』として重要な経済理論の解説も詳しくしている。」と述べています。
本書の前半では、「大義名分にゴマかされるな！財務省のエゴとは？」および「財務省の口車に乗らないために知っておきたい経済の基礎知識」ついて以下のポイントを紹介しています。
◆「借金」も「資産」も世界一の日本に「財政問題」はない
◆ 特別会計の埋蔵金や天下り先への多額の資金提供
◆ ＩＭＦのパブリックセクターバランスシートでは日本の資産は負債を上回る
◆ 財政破綻すると思うなら「ＣＤＳ」を買えばいい
◆ オークンの法則とは、経済成長率が上がると失業率は下がる、という法則
◆ 真っ先に救うべきは「仕事のない人」
◆ 物価が上がれば、失業率は下がるのが「フィリップス曲線」
◆ インフレ目標２％というのは、失業者を極限まで減らすという国の責任を果たす目標値
この本の中盤では、「日本をわざと経済成長させない財務省」「親玉 財務省、子分 日銀 ─ その本当の関係とは？」および「金利からも見えてくる！ 財務省の大好きな増税は意味不明で愚かな策」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆「公共投資は無駄遣い」という財務省の洗脳
◆ 財務省のポチにも「松竹梅」がある、ラスボスは「財務省」
◆ 日銀の「金融政策」と政府の「財政政策」
◆「金利」と「お金の量」は表裏一体
◆ インフレターゲット達成のための量的緩和
◆ 財政出動は「金融緩和セットで」が正解
◆ 財政出動と増税を同時に行うのは「愚策中の愚策」
◆「財政再建のための増税」は必要ない
本書の後半では、「何が何でも増税したい！ 財務省のウソ」「円安で儲かる は世界の常識。でも財務省は動かない」および「国債がまた増えた！ と騒ぐウラにある財務省の思惑とは」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 南海トラフ地震注意報を機に増税を目論む
◆ 遅すぎた定額減税
◆ 財務省はいつだって「自分たちの利益（天下り）」が最優先
◆ 恥の限界を突破した税金「森林環境税」
◆ 近隣窮乏化は、超優良企業に有利性を与えて収益機会を増やすことに
◆ 財務省は円安のうちに「ドル債」を売るべきだ（外為特会び含み益＝円安埋蔵金）
◆ 先進国の中でもとびぬけて高い日本の外貨準備
◆ 建設国債も赤字国債も「ただの国債」
あなたも本書を読んで、財務省のホンネや日本の財政問題について考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな１日を！【3632日目】
