「家でのストレスを減らすことでうつ病にかかるリスクは下げられる、ということです。」「ストレスの少ない家庭環境作りを意識することでうつ病の予防ができるのです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、うつ病からKindle作家、そしてAudible作家へと進み、文字と音声の両方を使って、自身の想いを届けるべく日々奮闘中の飛立未鳥さんが書いた、こちらの書籍です。
飛立未鳥『うつ病予防決定版:家族をうつ病で苦しませないために今家庭でできること』(Kindle出版)
この本は、著者の経験などから、未来のあなたとご家族の笑顔を守るための、うつ病予防に関する内容をまとめた書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.家族をうつ病で苦しませないために必要な要素
2.家とはどのような場所か
3.基礎知識を持とう
4.ストレスのない環境作りをしよう
5.家族の様子を常に見守ろう
6.既に苦しんでいる場合に家族にできること
この本の冒頭で著者は、「うつ病の原因はさまざまです。原因に関する詳細は本文に譲りますが、家庭環境がいくら良かったとしてもうつ病になってしまう場合もあります。」と述べています。
本書の前半では、「家族をうつ病で苦しませないために必要な要素」および「家とはどのような場所か」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 家族をうつ病で苦しませないための3点:①予防、②早期発見、③早期治療
◆ 家族の異変に気付き、適切に対処する
◆ 基礎知識を持つ、ストレスの少ない家庭環境、家族の様子を見守り
◆ 家は安心安全なくつろぎ、癒される場所に
この本の中盤では、「基礎知識を持とう 」および「ストレスのない環境作りをしよう」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ うつ病は脳の病気
◆ うつ病は風邪のように簡単には治らない
◆ うつ病はエネルギーの欠乏により、脳というシステム全体のトラブル
◆ 仕事・家事・勉強など本来の社会的機能がうまく働かなくなる
◆ 人と話したくない、電話・メールが苦手、思考が停止
◆ 文字を理解できない、同時にいくつかのことを行えない
◆ 何位もしたくない、何もかも不安で怖い、自己肯定感の欠如
◆ 動悸、めまい、頭痛、食欲低下・便秘、眠れない、手足の冷え
◆ うつ病は、環境要因と身体的要因など様々なストレスが原因
◆ 環境の変化からくるストレス
◆ うつ病は、本人にも原因がわからないときもある
◆ 脳に潜むヘルペスウイルスなど過労がうつの原因という研究も
◆ 治療に大事なのは「休息」
◆休むことに加えて「環境調節」
◆ 認知行動療法、対人関係療法などの精神療法もある
◆ 急性期・回復期・再発予防期の3段階がある
◆ 家族との時間を十分とって話をする、家族に興味を持つ
◆ ルールを守る、感謝する
◆ 適度な距離感を
◆ 互いの価値観を重視する、個を認めて受容する
本書の後半では、「家族の様子を常に見守ろう」および「既に苦しんでいる場合に家族にできること」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 家族の睡眠に気を付ける
◆ 家族の食事を気にかける
◆ 家族の時間を気にかける
◆ 人づきあい、感情を気にかける
◆ 責めないで、そっとしておく
◆ 家事をすることを強制せず、好きなことをさせる
◆ 抱きしめてほしい
◆ いつか明るい未来が来ることを一緒に待つ
この本の締めくくりとして著者は、うつ病の原因となる場所は、①職場だけ、②職場と家庭、③家庭だけの3パターンがある、と述べています。
職場でのストレスは取り除くことが難しいですが、家庭でのストレスは配慮次第で減らしていくことが可能です、と著者は言います。
あなたも本書を読んで、正しい知識を身につけ、心無い一言が原因で家族がうつ病で苦しむことがないよう気を付けていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3142日目】