「人を動かすのは話し方や伝え方ではなく、『魂からの説得力』です。」と提唱している本があります。
本日紹介尾するのは、1967年広島生まれ、自らの経験から「金のために命を絶つアホをなくす」べく中小零細弱小稼業専門の経営コンサルタントの板坂裕次郎さんが書いた、こちらの書籍です。
板坂裕次郎『日本一わかりやすい「強みのつくり方」の教科書』(KADOKAWA)
この本は、「自分がなぜその仕事をしているのか」を見つめなおし、封印していた過去を洗い出し、その過去を武器として再生した人達の事例を紹介しながら、「自分の強みの作り方」を伝授してくれる書です。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.「軸」を定める
2.「過去」をさらけ出す
3.「行動」で語る
4.「逆境」を乗り越える
この本の冒頭で著者は、「器用にこなすだけではジリ貧に陥る」と述べて、「なぜ能力が収入に結びつかないのか」を説明しています。
本書の前半では、「軸を定める」ことについて、以下のポイントを紹介・解説しています。
◆ 「幕の内弁当」のようになると、何者かがわからない
◆ 余計なプロフィールは一切捨てる
◆「本当の強み」は壁にぶつかったときに現れる
◆ ひとつの大きなテーマについて毎日ブログを書き続ける
◆ 出遅れが武器になる
◆ 何気なくやっていることに需要がある
◆「強み」を「お金」に変える
◆ 優先すべきは「他己評価」
この本の中盤では、「過去をさらけ出す」および「行動で語る」をテーマに著者の考え方を説明しています。主なポイントは次の通り。
◆ 過去の暴露が浄化剤になる
◆ 過去の暴露が「魂からの説得力」を生む
◆「笑えないほどの失敗談」にこそ含蓄がある
◆ 世界を変えるのは「確かな行動の継続」
◆ 働く人すべてに必要な「ミッション」「ビジョン」「パッション」
◆「小さな美学」が人を引きつける
◆ 強みは「大層なもの」とは限らない
◆「好き」、これ以上の強みはない
本書の後半では、「逆境を乗り越える」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 窮地に陥るほど「理念」の価値がわかる
◆ 組織で埋もれている人ほど「個」で輝く
◆「お客様志向」が技術を凌駕する
◆ 渾身の「強み」を断たれても、いくらでも再生できる
この本の締めくくりとして著者は、「熱い想いを、ブログや理念といったかたちで見える化し、公表しているか」と問いかけています。
そして著者の前著『2000人の崖っぷち経営者を再生させた 社長の鬼原則』(かんき出版)で提唱した「人生が変わる7つのステップ」を以下の通り紹介しています。
1.熱い想い
2.見える化
3.公表
4.共感
5.協力者
6.覚悟
7.変化
あなたも本書を読んで、日本一わかりやすい「強みの作り方」を学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2691日目】