「年をとることは、誰にとっても初体験。」― 物忘れが増え、疲れやすくなり、身体のあちこちに不調が現れる。それでも悲観するのではなく、笑いながら受け入れ、新しい楽しみを見つけていく。本書は、ユーモアと率直な語り口で、高齢期を機嫌よく生きるヒントを綴った一冊です。

本日紹介するのは、1953年東京都生まれ、慶應義塾大学文学部西洋史学科卒業後、エッセイスト、作家として数多くのベストセラーを世に送り出し、テレビ番組での聞き上手としても広く親しまれてきた阿川佐和子さんが書いた、こちらの書籍です。

阿川佐和子『年とる力』(文春新書)

 

この本の冒頭では、「高齢者になるのは誰にとっても初めての経験」という視点から、年齢を重ねることへの戸惑いや失敗を、必要以上に深刻に考えなくてもよいと語られます。老化に抗うのではなく、上手に付き合いながら人生を楽しむことが、本書全体を貫くテーマです。

 

本書は以下の5部構成から成っています。

1.今日が幸せならば、それでよし

2.七十にして始める

3.老いてゆくカラダ

4.友だちはかくあるべし

5.最期に向けて

 

本書の前半では、人生後半を前向きに生きる考え方が紹介されています。主なポイントは以下の通りです。

◆「今日が幸せなら、それでいい」という生き方

◆ 七十歳からでも新しいことに挑戦する楽しさ

◆ 着物や俳句など新しい趣味との出会い

◆ 更年期や老化も笑いに変える発想

◆ 自分を客観的に眺めるユーモアの大切さ

 

この本の中盤では、老いていく身体との向き合い方が語られています。主なポイントは次の通り。

◆ 物忘れや疲れやすさとの付き合い方

◆ 老化に必要以上に抵抗しない考え方

◆ 体操を無理なく続ける工夫

◆ 体重管理や健康習慣のコツ

◆ 不安な気持ちを軽くする思考法

 

本書の後半では、人とのつながりや人生の締めくくりについて考えさせられます。主なポイントは以下の通りです。

◆ 年齢を重ねてこそ深まる友情

◆ 人生最高の「モテ期」というユニークな視点

◆ 後悔しない人生とは何か

◆ 最期を自然体で迎える心構え

◆ 笑いながら年齢を重ねる知恵

 

本書の魅力は、老いを悲観的に語るのではなく、阿川佐和子さんならではの軽妙なユーモアと温かな視点で描いていることです。

健康や身体の衰え、不安、別れなど、高齢期には避けられない現実があります。しかし、それらを嘆くばかりではなく、「そんなものだ」と受け止めながら、自分らしく暮らしていく姿勢に、多くの読者が励まされることでしょう。人生経験を積んだからこそ書ける言葉には、肩の力を抜いてくれる不思議な力があります。

私自身も、人生後半の働き方やライフスタイル、健康、読書について日々発信していますが、本書は「年をとることは悪いことではなく、新しい人生の始まりでもある」と改めて感じさせてくれました。50代、60代はもちろん、これから人生後半を迎えるすべての方におすすめしたい一冊です。

YouTubeチャンネル「大杉潤のYouTubeビジネススクール」でも、読書術、人生後半戦の生き方、定年後キャリア、資産形成、健康、AI活用などについて発信しています。ぜひチャンネル登録をしてご覧ください。

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では、今日もハッピーな1日を!【4159日目】