「経済的に自立し、早期リタイアを目指すことができない貴方、できなかった貴方、諦めることはありません。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、宮崎県生まれ、東京外国語大学フランス語学科卒、20代にヨーロッパ放浪、24歳から会社勤務で、前半14年間が旅行業、後半23年間は証券会社に勤め、退職後3年ほどインバウンドの仕事をして、マレーシアのペナン島をベースに貧乏旅行をして暮らす壹岐幸弘さんが書いた、こちらの書籍です。
壹岐幸弘『定年後のライフスタイル:年中旅行、ときどき 海外プチ移住の渡り鳥生活』(Independently published)
この本は、貯蓄ゼロ、所有不動産無しで、働かず、生活していく年金生活者のライフスタイルを提案している書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.日本居住では年金に課税されます
2.生活環境を変える
3.日本の連絡先の重要性
4.年中旅行、ときどき海外プチ移住
5.定年後、世界のどこに住むか?
6.「渡り鳥生活」とは?
7.1年156万円で暮らす渡り鳥生活
8.脱国の前の準備
この本の冒頭で著者は、「租税条約を締結している国の居住者になる場合、租税条約の規定に基づいて、日本での源泉徴収が免除される場合があります。これって、地味に凄いです。」と述べています。
本書の前半では、「日本居住では年金に課税されます」「生活環境を変える」および「日本の連絡先の重要性」について以下のポイントを説明しています。
◆ 海外移住の場合、年金に課税されない
◆ 生活物価の安い国に生活の拠点を変える
◆ 日本の連絡先が重要
◆ 国内に銀行口座を確保してインターネットバンキングができるように
この本の中盤では、「年中旅行、ときどき海外プチ移住」および「定年後、世界のどこに住むか?」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ プチ移住では、物価が安い、治安が良いことがポイント
◆ マレーシア・ペナン島は美食の街でお薦め
◆ 航空券手配とホテルの手配
◆ 出国前に「Wise」の登録、日本の口座から海外の銀行口座に送金しておく
◆ ペナン島は、9月だけは空気が悪く住みにくい
◆ タイ・プーケット島は、安いスーパー近くの立地が重要
本書の後半では、「渡り鳥生活とは?」「1年156万円で暮らす渡り鳥生活」および「脱国の前の準備」ついて紹介・解説しています。とくに共感できるポイントは以下の通りです。
◆ 気候に合わせて移り住む「渡り鳥生活」が理想
◆ 10~3月ペナン島、4~5月高雄・サイゴン・日本、6~7月ブルガリア、8月ポルトガル
◆ 出国前に年金手続き、銀行口座、Wise登録
◆ ペナン島のローガンライ病院は技術も値段も問題なし、歯科治療も不安はない
あなたも本書を読んで、プチ移住を軸にした「渡り鳥生活」を定年後ライフスタイルの選択肢として考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3462日目】