「大人は子どものために犠牲になって頑張ってばかりではいけません。自分の人生を楽しむべきです。」と提唱している本があります。
本日紹介したいのは、四児の父・あべっかんさんが書いた、こちらの新刊電子書籍です。
四児の父・あべっかん『週末パパ講座で子どもに【自分で考える力】を身に着けさせる3つの方法』(ファストブック)
この本は、四児の父・あべっかんさんが、子どもに「自分で考える力」をつけさせる方法を、実践の中から編み出し、それを整理して伝えてくれる本です。
本書は以下の9部構成から成っています。
1.この本で伝えたいこと
2.これからの社会は変わっていきそうだ
3.教わったことを「自分ごと」にしよう(理論編)
4.教わったことを「自分ごと」にしよう(実践編)
5.ユニークな方法で楽しく学ばせる(理論編)
6.ユニークな方法で楽しく学ばせる(実践編)
7.パパが「楽しく学ぶ」詩型を見せる(理論編)
8.パパが「楽しく学ぶ」詩型を見せる(実践編)
9.終わりに
この本の冒頭で著者は、「今の人生が幸せであるよりも、今は辛いけど大人になれば今よりも幸せになれる、ほうが未来に対して希望を持てますし気持ちも楽になるものです。」と述べています。
そして、この本でもっとも伝えたいこと、結論として、以下のことを提唱しています。
◆ 自分の人生を楽しむべきです
◆ そうすればそれを見ている子どもたちも希望が持てるのです
著者の「あべっかん」さんは、二人の息子と、その下に二人の娘がいて、それぞれ大学生、高校生、中学生、小学生、という年齢だそうです。
それだけ聞いても尊敬してしまいますし、男女も半々で、あらゆる子育て、教育の悩みに精通している、大概のことは経験している、と言えるでしょう。
あべっかんさんは、自宅で子どもに考えさせることをやるのが得意で、前作の電子書籍でも、具体的なアイデアをたくさん書いていました。あべっかんさんの前作はこちら、セット版がお得です。
今回の本でも、「家庭で実験を行う」ことを勧めています。「週末パパ講座」として、家庭で実験を行うと次の3つの効果がある、と言います。
1.よく理解できて忘れない
2.自分で考える力がつく
3.家庭のイベントになる
なるほど、確かに言われてみればその通りです。でもなかなか面倒でできる人は少ないでしょう。その点、「あべっかん」さんのマメさには頭が下がります。
そのほかにも、電子ブロックを使う、家電製品が壊れたら分解する、パズルを作る、などさまざまな「週末パパ講座」のアイデアが紹介されています。
そして、私がとくに興味を引かれたのは、「地図育」で「自分で考える力」をつける、という方法です。
地図育とは、地図を使って自分の行先を考えることによって自分で考える力を養うというユニークな教育方法で、以下のようなメリットがあります。
◆ 地図を解読することで頭を使う
◆ 目的地までの行き方を考えることで自分で考える力がつく
◆ 他人に道案内することで、分かりやすく話すことの訓練になる
◆ 他人から説明された道案内を理解することで理解力がつく
◆ 地図は子どもの能力を伸ばすための良いツール
この後に出てくる、「地図育」を推進している地図育アドバイザーの折江晃さんへのインタビューも興味深く、「考動力」という「自分で考えて動く力」の説明は印象的でした。「考動力」はメンタルの強さに繋がる、という説明は説得力がありました。
また、レゴブロックで動くロボットを作れる話も驚きました。ロボット教室も盛んにおこなわれている、ということです。
本書の後半には、「大人が楽しんでいる様子を見せる」ことの大切さが記されています。プログラミングの教育も検討がなされているので、家庭でパパが楽しそうにプログラミングをしているのが最高でしょう。
最後には、エクセルでゲームを作る方法、プログラミングの面白さなどが記されていて、参考になります。
あなたもこの本を読んで、子どもに「自分で考える力」をつけさせ、且つ、自分の人生を楽しく生きてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を