「仕事で自分を押し通し、攻撃から身を守ること」につなげてくれるという「ポジティブな攻撃性」を呼び起こす方法を伝授してくれる本があります。
本日紹介するのは、ハンブルク応用科学大学経済社会学部の教育学及び犯罪学教授のイェンツ・ヴァイドナーさんが書いた、こちらの書籍です。
イェンツ・ヴァイドナー『気が小さくても立場を悪くせずとも職場のアホを撃退できる! 都合のよすぎる方法』(SBクリテイティブ)
この本は、次のうち1つでも当てはまる人は必読です、と著者が述べている書です。
◆ 面倒なことを押し付けられる
◆ 自分の意見や企画が通せない
◆ お客さんや上司を説得できない
◆ 貧乏くじをひいてしまう
◆ 言いくるめられたり、騙されたりしてしまう
本書は以下の9部構成から成っています。
1.いい人をやめる必要はない。ちょっと変わればいいだけ
2.ストレスは無理して抑えるな。むしろ従った方がいい
3.攻撃性のうち9割は、変動させてはならないもの
4.攻撃性の中で唯一推奨されている「ポジティブな攻撃性」とは
5.敵を知ることで、ポジティブな攻撃性は発動させやすくなる
6.自分の攻撃性や闘志を知ると、ポジティブな攻撃性はもっと発動させやすくなる
7.職場環境を知ることで有利な立場になれる
8.効き目は折り紙付き!ポジティブな攻撃性をさらに強める行動
9.禁断の秘技「中和の技術」-知っておいて損はない。でも実際には使うな!-
この本の冒頭で著者は、本書で提案したいのが「仕事で自分を押し通し、攻撃から身を守ること」につなげてくれるという「ポジティブな攻撃性」を呼び起こす方法、と述べています。
その方法は非常に効き目が強力であることから「ペペロニ戦略」と著者は名付けています。
「ペペロニ戦略」とは、「使用は、ほどよい加減にしないと危険」という意味を込めたものですが、この「ペペロニ戦略を通じて習得できることとして、とくにニーズが多いのは次の3つです。
◆ 人に騙されない方法
◆ 被害者役にならないようにする方法
◆自分の良いアイデアや企画を成功させる方法
また、スマートに自分の人生を優位にさせる方法を本書は説いています。それは、「自分を押し通し、なおかつ善人のままでいることを目指しましょう」ということです。
あなたの中の80%の甘いパブリカを、ピリ辛のペペロニ20%で補完すればよいだけです。すると、他人の犠牲にならないようにしつつも、調和や全体としての公平さを望む自分の気持ちを置き去りにしなくて済みます。
こうしたすばらしい「ペペロニ戦略」を実践すれば、あなたの人生が豊かになり、仕事が成功に導かれることが、すぐに実感できるでしょう、と著者は説明しています。
本書には、職場の人間関係に悩まなくなる秘策が満載です。私が共感する主なものを以下に挙げておきます。
◆ 戦ってばかりはアホだが、全く戦わないのはもっとアホ
◆ 攻撃性は誰でもが必ず持っており、建設的に使うことができる
◆ ストレスは消すのではなく素直に従うのがいい
◆ 怒りのレベルを調整できるようになり、敵も味方も一目置いてくれる
◆ 経営者が最も執着しているのは、自分自身のアイデンティティ
◆ 励ましてくる男性ほど実は要注意
◆ 最も傷ついたことを振り返れば、どんな批判にも耐えられるようになる
◆ 誰が利用できて誰が利用できないのかを明確にする「ダイヤモンド分析」
あなたも本書を読んで、職場の人間関係に関する悩みを一掃しませんか。
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では、今日もハッピーな1日を