「この本は、最初から最後まで僕のわがままの塊です。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1984年5月生まれ、愛知県名古屋出身、千葉県在住、音楽が心のビタミンで、高成約率ライター、高利益率せどらー、アフィリエイター、マーケッター、講師業などなど、何やかんやとしながら、自由気ままに生きている、お茶碗だけ持って旅に出たいミニマリストのラッタさんが書いた、こちらの書籍です。
ラッタ『さよなら、赤信号:どん底LIFEが全部ひっくりかえった!5000円札のベストな使い道』(ペーパーバック)
この本は、著者のラッタさんが「自分が書きたい!」と思ったことだけを好き放題、自分勝手に書き殴るもので、生まれて初めて書く書籍として、「過去最大にして過去最低なわがままの塊みたいなもの」としている書です。
本書は以下の13部構成から成っています。
1.はじめに~横断歩道と(たぶん)姫
2.「お金がすべてじゃない」って、なに?
3.おかけになった電話番号は現在使われておりません。
4.It’s like Weather rain.
5.僕の人生をひっくり返した、5000円札。
6.コトバとボク
7.「大嫌い」から「ちょっと好き」へ
8.これでいいのだ!
9.清く正しい、大人の園児で在ろう
10.「人生のミッションは何ですか?」
11.「生きたい」
12.Medley
13.レター
この本の冒頭で著者は、「ここから何文字、何ページ、言葉を綴ることになるかはまだ分かりません。だけど、たぶん全体を通して、ごくごく個人的な、ただの長ーいプロフィール文みたいな感じになるんじゃないか?と予感しています。」と述べています。
本書の前半では、「はじめに~横断歩道と(たぶん)姫」「お金がすべてじゃないって、なに?」「おかけになった電話番号は現在使われておりません。」および「It’s like Weather rain.」について、以下のポイントを紹介・説明しています。
◆ 人生をあきらめ切れず足掻き続ける人が体勢を立て直すまでの止まり木に
◆ 生まれて初めて書く電子書籍は「僕のわがままの塊」
◆ お金より大切なものにしかお金を使わない
◆ ブラック企業で「うつ病」になって、「せどり」に出会った
◆ 全身毛だらけな貧乏神と、ゴリマッチョ体型な幸運の女神
◆ 幸運の女神は誰の元にも平等に訪れるもの
◆ 幸運の女神がやって来たら、絶対に躊躇しないこと
◆ たった1回のメール返信が人生を変えた
この本の中盤では、「僕の人生をひっくり返した、5000円札。」「コトバとボク」および「大嫌いからちょっと好きへ」について紹介・解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ 居酒屋懇親会の会費5,000円が手元に残って、まずは「せどり」
◆ CDの「せどり」が自分の人生を大きく変える道に
◆ 軽い気持ちで始めたブログとメルマガによる情報発信
◆ 自分でも気づかなかった職業「ライター」としての素質
◆ せどりに関する情報発信を始めてから3年後、「ライター」としてのキャリアへ
◆ 運がいい、好きなことを仕事に、得意なことを伸ばす
◆ 嫌いだった「自分の声」も、ちょっと好きになって「音声配信」に
◆ 1週間で、人の息づかいが伝わるスタエフの虜となって音声配信
◆ ライブ配信が楽しくて、放射状に広がる「繋がり」
本書の後半では、「これでいいのだ!」「清く正しい、大人の園児で在ろう」「人生のミッションは何ですか?」「生きたい」および「Medley」をテーマに考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 僕は「自分のことが嫌い」な不器用な人が好き
◆「とことんネガティブ」になって、セルフハグしよう!
◆ これからの時代、成功しやすい人は「人が応援したくなる、信頼の高い」ギバー
◆「リアクションの達人」を目指す(リアクションはギフト)
◆ 本気でギバーでいようと心がけているスタンスが大切
◆ テイカーは放っておけば、いずれ消滅か自然淘汰される
◆ GIVEするきっかけをつかみたい人はSNSを始めるのがオススメ
◆ お返しのための環境と手段が確立されてきた
◆「人生のミッション」は、「ひとりでも多くの、自殺志願者を引き受けたい」
◆ せどりや副業を人に教えることがライフワーク
◆ 自分の収益を目的とするライスワーク(本業)は、ライター業
◆ 人に教えるからには、自分自身も「せどり」の現役プレーヤーでなければいけない
◆ 自分でお金を稼ぐスキルさえ身に付けられれば、人は自殺以外の「人生における逆境との向き合い方」を見い出せる
◆ 10代の頃の父親の病死と元カノの自殺、傷をこの傷のまま、この痛みをこの痛みのまま抱えて生きていきたい
◆ 正論だけじゃ人は救えない、寄り添ってくれたから立ち直れた
◆ ライフワークを一生懸命やらないと、寝付きが悪いからやる
◆ お金の稼ぎ方を伝える活動として、やりたいことが山積み
◆ 最期の最期まで、ジタバタして生きたい
◆「圧倒的ギバー」で在り続けるために
◆ 人はどんなに悲しく辛いことがあっても、ごはんを食べる
この本の後半、「人生のミッション」は私にとって最も読み応えがあり、頭をガツンと叩かれたようなインパクトがありました。そして、冒頭とエンディングのストーリーの素晴らしさ。
私の6冊目の新刊『定年ひとり起業 生き方編』(自由国民社)のテーマは、「人生のミッション」を見つけること、そして一生涯、「IKIGAI」(生きがい)をもってお金を稼ぎ続けることです。
同書の中で、私の「人生のミッション」は、「ビジネス書の素晴らしさを世界中の人々に伝え続けること」としています。ビジネス書で人生が変わること、幸せな生き方に逆転できることを身をもって体験しているから。
でもこの本を読んで、もっともっと「一生懸命やらなければ寝付きが悪い」くらいの、おどろおどろしい、殺気立ったものにしたいと感じました。
この本の締めくくりとして著者は、30年後の君が書いた「レター」を掲載しています。著者のラッタさんが「さよなら、赤信号」というタイトルに込めた想いをあなたはどう受け止めましたか?
赤信号は「今は待たせてあげよう」というサインかも知れません。だれの人生にも「赤信号で待ちぼうけを食わされる瞬間」があるでしょう。
「だけど、最終的には『望んだとおりの目的地』へ向かい続けることができています。」と著者は言います。
だれの信号機も、やがて色は切り替わります。その時は赤信号に「さよなら」を告げて歩き出す。「あなたは幸せになっていいんだ」
本書の巻末には、次の3名の方々の協力・応援に対する感謝の言葉が掲載されています。
◆ カノコ 氏:素晴らしい表紙
https://twitter.com/KANOKO37922735?s=20
◆ しものん さん:素敵なBGM
https://twitter.com/NonShimoWeb?s=20
◆ さとうゆう さん:同タイトルの曲を収録
https://twitter.com/satonobinobi?s=20
このラッタさんのデビュー作、ぜひ一読をお薦めしたい名著です。
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では、今日もハッピーな1日を!【3110日目】