「最高のファイナンシャル・リテラシー」、つまり「最高のお金の知識」を身につければ、資産家といわれる富裕層に匹敵するほどの「豊かなマネーライフ」を送ることができます、と提唱している本があります。
本日紹介するのは、元メガバンク支店長で、「お金の町医者」、別名「田園調布のマネードクター」と呼ばれている菅井敏之さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
菅井敏之『あなたと子どものお金が増える 大金持ちの知恵袋30』(集英社)
この本は、「子どものお金教育をどうすればいいのか」に迷っているお父さんお母さんに向けて書かれた書です。
本書は以下の5部構成による「30の知恵袋」から成っています。
1.「大金持ち」の知恵袋
2.「稼げる人」の知恵袋
3.「貯められる人」の知恵袋
4.「増やせる人」の知恵袋
5.「もらえる人」の知恵袋
この本の冒頭で著者は、お金教育は「筋トレ」だとして、子どもたちがどんな世界を生きることになっても、お金の不安なく生きていけるための力を身につけるために、教えることは次の3つであると提唱しています。
◆ お金の稼ぎ方
◆ お金の管理の方法
◆ お金の知識は常に新しいものにしておくこと
つまり、ひとりで生きていける力=自立の力を育てることが大切です。
本書では全部で「30の知恵袋」が解説されていますが、私がとくに印象に残り、共感・実践していることを以下に挙げておきます。
◆ 雇う側の発想で世界を見る
◆ 4つの徳ー人脈、情報、学び、健康
◆ 「進取の気性」が「稼ぐ力」の基本
◆ まず自分が一歩を動く力を大切に
◆ 挫折も弱点も伸びしろに変わる
◆ ライフプランを作成し、「未来の支出」を「見える化」しよう
◆ 家族みんなで「経営会議」
◆ ひとりひとりが「アメーバ経営」の視点を
◆ 支出の管理はパーセンテージ、1週間単位の「週足」で考える
◆ 健全な野心とハングリー精神は人生を豊かにしてくれる
◆ 「信用」がお金をもっと増やしてくれる
◆ 「受援力」とは、助けを求め、助けを受ける「力」
◆ 「丁賞感微」(丁寧に、褒め尊敬し、感謝して、笑顔を絶やさず)
◆ お金から自由になる
◆ 「もらえる人」として生きる
成功に必要なのは「夢」ではなく、「努力」を「継続」すること、と著者は述べています。
最後に、ある年に著者が書いた「メモ」にある次の言葉を紹介しています。
「富と幸せのあるべき究極の形は社会貢献だと悟った。経済行為のすべてはそのための手段に過ぎない」
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では、今日もハッピーな1日を!