出産後に職場復帰までの3カ月間、親子3人で沖縄に「プチ移住」して暮らした記録を記した本があります。
本日紹介するのは、出版社勤務を経て、2002年に初海外旅行として世界一周を敢行し、2005年に旅行作家としてデビュー後、国内外を旅しながら執筆活動をしている吉田友和さんが書いた、こちらの書籍です。
吉田友和『沖縄プチ移住のススメ 暮らしてみた3カ月』(光文社知恵の森文庫)
この本は、2015年12月中旬から2016年3月中旬まで計3カ月間、沖縄へ親子3人でプチ移住した著者の滞在の記録で、「避寒族」と呼ばれる短期滞在者が内地から沖縄へ来るのと同時期の滞在記録の書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.プロローグ 一家全員で南へ逃げるのだ
2.沖縄プチ移住の準備と計画
3.沖縄計画はこんなに快適!
4.毎日味わえる沖縄グルメ
5.暮らしたから分かった沖縄
6.移住先でも各種行事を満喫する
7.宮古島にも住んでみたさ!
8.エピローグ 後ろ髪を引かれながら帰京する
この本の冒頭で著者は、「そもそもなぜ沖縄なのか?」について述べています。それは以下の理由によります。
◆「避寒族」という言葉がある通り、冬の沖縄は快適で低コスト
◆ ほかの都道府県にはない琉球王国という特殊な歴史背景を持つ独自の文化や生活習慣の魅力
◆ 沖縄が好き(土地に対する愛着)
この「沖縄に対する愛着」は、多くの人々が持つもので、沖縄には日本の他の都道府県にはない独自の魅力があるのでしょう。
私も一度だけ、起業前に3泊4日の沖縄滞在を経験しましたが、大好きなハワイに似た開放的な雰囲気を沖縄には感じて、惹かれるものがありました。
著者もファンになっているというハンバーガーの「A&W」(エンダー)と名物のルートピア(薬のような味、ドクターペッパーに近い味の炭酸飲料)に衝撃を受けました。
本書ではまず、沖縄プチ移住の準備として、家具付きウィークリー物件の現地探しから自動車や荷物の移送手配、子どもの予防接種の調査など著者の様々な活動を紹介しています。
続いて、沖縄での現地生活が詳細にレポートされていますが、旅行の紀行文とは異なり、現地での生活レポートとして興味深く読むことができます。
私がとくに感銘を受け、参考になった沖縄生活のポイントは以下の通りです。
◆ 親切な沖縄の「ゆいまーる精神」
◆ 現地価格でお得なスーパー「ユニオン」
◆ 沖縄の外食は健康的で格安、しかも美味しい
◆ 冬の沖縄は基本曇天、晴れの日は貴重
◆ 雨が降っても傘をささない沖縄の人たち
◆ 沖縄でのノマドワーキングには、スタバ、ドトール、イタトマのチェーン店カフェ
◆ 現地カフェの「クライマックスコーヒー」「35COFFEE」がお勧め
◆ 沖縄から台湾、タイへの海外旅行は便利
◆ 宮古島は沖縄ではなく外国のようでアジアの田舎滞在
◆ 宮古島の食堂の王道はカツカレー
この本を読めば、今や大ブームになっている沖縄移住や東京と沖縄のデュアルライフについて、しっかりとした生の情報が取れるのでお薦めです。
あなたも本書を読んで、まずは「沖縄プチ移住」を体験してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!